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最終更新日:2025年4月21日

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バロック研究I

バロックの概念:マリーノとその追随者を通してイタリア・バロックの特徴を知る
初期の詩集から『アドーネ』までの作品とそれにまつわる批評を取り上げ、精読と分析を行う
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21243353
GHS-EA6C02S4
バロック研究I
土肥 秀行
S1 S2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.マリーノの文学史上の位置付(当時、19世紀イタリア、現代、日本) 2.マリーノの生涯と作品 3.マリーノと芸術(美術、音楽) 4.マリーノ韻文作品精読1 5.同精読2 6.マリーノ研究読解1 7.マリーノ韻文作品精読3 8.同精読4 9.マリーノ研究読解2 10.『カラヴァッジョ~天才画家の光と影~』(Caravaggio, 2007)の光と影(前) 11.『カラヴァッジョ~天才画家の光と影~』(Caravaggio, 2007)の光と影(後) 12.個別課題発表(マリーノ周辺) 13.最終回「詩人が主眼とするは驚異」è del poeta fin la meravigliaの意図
授業の方法
教員による説明と読解から、徐々に学生によるテクストの和訳へと移行していく。
成績評価方法
平常点、および精読(予習が必要)と個別課題発表への取組具合をみて総合的に判断する。
教科書
基本的にPDFを提供する。 I testi di Giambattista Marino: L’Adone, a cura di M. Pieri e L. Salvarani, Trento, La Finestra, 2007. L’Adone, a cura di E. Russo, 2 voll., Milano, Rizzoli, 2013. L’Adone, a cura di G. Pozzi, Milano, Adelphi, 1988. Adone, 2 voll., a cura di M. Pieri, Bari, Laterza, 1975, 1977. Dicerie sacre e La strage de gl'innocenti, a cura di G. Pozzi, Torino, Einaudi, 1960. Epistolario, a cura di A. Borzelli e F. Nicolini, 2 voll., Bari, Laterza, 1911. La Galeria, a cura di M. Pieri, 2 voll., Padova, Livina, 1979. La Galeria, a cura di M. Pieri e A. Ruffino, Trento, La Finestra, 2005. Lettere, a cura di M. Guglielminetti, Torino, Einaudi, 1966. La Lira, a cura di M. Slawinski, Torino, RES, 2007. La Murtoleide, in S. Schilardi, La Murtoleide del Marino, Lecce, Argo, 2007, 107-155.
参考書
浦 一章「イタリア文学におけるヴィーナスとその周辺人物」、浦一章、芳賀京子、三浦篤、渡辺晋輔『ヴィーナス・メタモルフォーシス―国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講義録』、三元社、2010, 123-170. 岡田温司『ミメーシスを超えて―美術史の無意識を問う』勁草書房、2005. ― 『もうひとつのルネサンス』平凡社、2007. クレイン、スーザン・A『ミュージアムと記憶―知識の集積/展示の構造学』伊藤博明訳、ありな書房、2009. 五十嵐仁訳『アドニス』、『世界名詩集大成』第14巻 (南欧・南米篇)、平凡社、1960.
履修上の注意
中級程度のイタリア語力と、イタリア語による文学テクストを読んだ経験があるとよい。