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最終更新日:2024年4月22日

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曼荼羅の歴史的発展

曼荼羅の歴史的発展
平安時代の初頭に最澄・空海らによって伝えられた両界曼荼羅は、日本における仏教図像の中心となったばかりでなく、その後の日本文化全般にも大きな影響を与えた。本講義では、インドにおける仏教図像の成立から説きおこし、仏教図像の集大成ともいうべき曼荼羅の成立と歴史的発展を概観する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21242423
GHS-AS6C01L1
曼荼羅の歴史的発展
田中公明
S1 S2
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.序章―両界曼荼羅の伝播― 2.初期の曼荼羅―三部の成立― 3.胎蔵曼荼羅の成立(1)―五仏と八大菩薩― 4.胎蔵曼荼羅の成立(2)―現図曼荼羅の成立― 5.金剛界曼荼羅の成立(1)―三部から五部へ― 6.金剛界曼荼羅の成立(2)―教理命題の尊格化― 7.金剛界曼荼羅の成立(3)―南天鉄塔の謎を解く― 8.別尊曼荼羅の世界 9.曼荼羅の日本的展開(1)―浄土系と法華系の曼荼羅― 10.曼荼羅の日本的展開(2)―神仏習合と修験系の曼荼羅― 11.後期密教の曼荼羅(1)―『秘密集会タントラ』― 12.CGを用いた曼荼羅の図像データベース 13.後期密教の曼荼羅(2)―コスモロジーと曼荼羅―
授業の方法
講義には毎回、大量の写真・図表を使用するので、パワーポイントを用いたものとなる。
成績評価方法
講義に出席するごとに4点(初回のみ2点)で出席点50点、 期末のレポートが50点、100点満点で評価する。 文学部のレポートなので、誤字・脱字、ワープロの変換間違いは 減点の対象になるので注意すること。
教科書
田中公明『両界曼荼羅の源流』(春秋社、2020年)ISBN978-4-393-11259-5
参考書
石田尚豊『曼荼羅の研究』(東京美術) 頼富本宏『密教仏の研究』(法藏館) 田中公明『両界曼荼羅の仏たち』(春秋社、2017年)ISBN978-4-393-11257-1 田中公明『インドにおける曼荼羅の成立と発展』(春秋社、2010年) ISBN978-4-393-11298-4 Kimiaki TANAKA: An Illustrated History of the Mandala, From its Genesis to the Kalacakratantra, Wisdom Publications 2018, ISBN 978-1-61429-278-4
履修上の注意
教科書『両界曼荼羅の源流』にしたがって講義するが、同著は慶應義塾大学で行った秋学期(全14回)の講義に準拠して書かれている。そこで全13回の本学講義では、第11章「両界曼荼羅の源流をチベットに訪ねる」は、講義を実施することができない。しかしYoutube(下記URL参照)に関連するビデオコンテンツをアップロードしてあるので、それと教科書を参照して自習してもらいたい。