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最終更新日:2024年4月22日

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認知・言語の心理学演習

たとえば目の前に存在しないリンゴの見た目や味を思い浮かべることができるように,人間は,外界からの情報入力を受けていないときでも,感覚や知覚に似た体験を自らに生じさせることができる。このような体験の知覚的内容を心的イメージと呼ぶ。様々な情報の認知処理に心的イメージが関与していることが指摘されている。この授業では,心的イメージについて,哲学的,心理学的,神経科学的に論じたテキストを精読する。心的イメージを軸として,人間の認知処理の研究について大局的な視点を持てるようになることが目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21240955
GHS-GC6I02S1
認知・言語の心理学演習
浅野 倫子
S1 S2 A1 A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
Bence Nanay (2023) "Mental Imagery: Philosophy, Psychology, Neuroscience” (Oxford University Press) をテキストとして講読し,心的イメージについて,認知心理学,神経科学,哲学の観点から議論する。 初回にガイダンスを行い,発表の担当スケジュール等を決める。その後は,毎回の担当の受講者の発表に基づき議論を行う。
授業の方法
輪読方式で行う。受講者は,指定テキストの割り当てられた箇所の内容を資料にまとめ,授業内の発表担当回に解説し,他の受講者からの質問に答えたり,議論を促進したりする。すべての受講者に,毎回の議論に積極的に参加することを求める。
成績評価方法
担当回の発表(資料や質疑応答を含む)の質,および,授業全体における議論への参加状況などから総合的に成績を評価する。試験は行わない。
教科書
Bence Nanay (2023) "Mental Imagery: Philosophy, Psychology, Neuroscience”, Oxford University Press. ISBN: 978-0198809500(ペーパーバック) ※出版社の公式ホームページで,全文がOpen Access公開されている(2024年2月27日現在):https://global.oup.com/***** そのほか,必要に応じて授業中に指示する。
参考書
授業中に随時紹介する。
履修上の注意
1.初回授業のみ,ハイブリッド型(対面・オンラインの併用)で行う。 2.輪読方式で授業を行うため,受講者数に応じたスケジュールおよび内容調整を行う。 3.毎回,事前学習として,テキストの指定範囲を読んでくること。また,授業後には,授業内で扱った内容についてさらに各自で調べるなどし,理解を深めること。