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最終更新日:2024年4月22日

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感情の認知神経科学

感情は、心と脳と身体の関係性の上に成り立っています。気分が良くないと体調がすぐれない、あるいはその反対に、体調がすぐれないと気分が良くない、という経験をしたことがある人は多いでしょうし、感情状態が意思決定や記憶に影響を及ぼしている、と感じることもよくあると思います。このような事象は、私たちの様々な心のはたらきに感情、およびその処理過程が深く関わっていることを示唆しています。しかし、その背後にあるメカニズムについては、未だ明らかでないことが沢山あります。この講義では、認知神経科学や神経心理学、さらに心身医学の研究に基づいて、感情と身体や種々の心的機能との結びつきについて理解を深めることを目指します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21240904
GHS-GC6I01L1
感情の認知神経科学
寺澤 悠理
A1 A2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
授業で扱うテーマは、受講生の興味に応じた調整を行いたいと思いますが、現在のところ下記のようなトピックを扱う予定でいます。 ・感情に関する心理学的な基礎理論と実験研究の変遷 ・感情と内受容感覚 ・脳損傷が感情に及ぼす影響 ・加齢が感情に及ぼす影響 ・アレキシサイミア(失感情症) ・心身症(摂食障害、慢性疼痛etc)における感情 ・感情の制御 ・性周期と感情
授業の方法
まず、講義形式にて各トピックに関連する基礎的な理論の紹介や、重要な研究の紹介を行います。その後、当該領域における最近の研究や動向についての紹介を行います。オンラインシステムを用いて、その場で簡単な実験やデモンストレーションを行うこともあります。これらに関連したコメントを求める場合もあります。
成績評価方法
学期末レポート、および、講義中適宜実施する実験や問いかけに対するコメントをもとに成績評価を行います。
教科書
特に指定しません。資料はオンラインシステムを通じて適宜配布します。
参考書
感情心理学ハンドブック ISBN:9784762830778
履修上の注意
・この講義の履修に先立って、実験心理学や認知心理学に関連する講義を履修している、あるいは同等の知識を持っていることを前提に講義を進めます。 ・講義中にオンラインシステムを用いた資料の配布や実験を行う可能性があります。講義にはノートPCを持参してください。スマートフォンの代替利用によって生じた不具合には対応できません。