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最終更新日:2024年4月22日
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日本古代の考古学Ⅱ
考古学からみた日本古代国家の形成(2) -都城の成立が意味すること-
列島社会は、飛鳥時代(7世紀)、古墳時代からの内的発展、韓半島をはじめとした大陸からの強いインパクトにより、古代国家を形成した。古代国家の形成は、支配拠点である宮都(王宮・王都)の規模や構造、その変遷に如実に反映される。そこで、古代国家の形成過程について、考古学的な視点、とくに古代宮都の最新の発掘調査の成果をもとに概観する。本講義では、王都(都城)を中心に取り上げる。古代宮都の発掘調査のデータを使って、いかに王都の構造を復元し、古代国家の形成を検討するのか、その手法を学ぶとともに、都城の成立によって社会がどのように変わったのかを解釈し、合わせて考古学の方法論や基礎的なデータの扱い方について理解を深めることを目標とする。また、東洋史、文献史学等、関連する研究分野とのかかわりについても解説する。
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