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最終更新日:2024年4月22日

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メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(7)

「メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(7)」
舞台・映像作品と言語テクストとの関係について考察を行う。
ワークショップ形式の参加者の報告会も行います。

人文学のテクスト研究を、翻訳やアダプテーション作品の制作プロセスとつなげる学際研究および社会連携の可能性について考える。
大学における言語テクストを対象とした研究が、実社会での文学の映像化・舞台化など言語表現の枠をはみ出す多様な表現方法と必ずしも有機的なつながりを持ち得ていない。同時に、これまでの作品評価が原作をどこまで「忠実に」再現しているか、という同一性に偏ってもいる。映像・舞台化作品が、原作の言語テクストから自立した作品として成り立ちうる可能性について、その際に文学研究が果たしうる役割について、学際的な文化資源学の視点から、時にゲストを交え、討論を行う。
作品分析と合わせて、劇場という制度面についても考察を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21240007
GHS-XX6A01L1
メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(7)
小林 真理
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
以下の予定はおよそのイメージです。詳しくは初回に説明します。 1回目 イントロダクション(各テーマの説明) 【初回のみ】ZOOMも使って対面・リモート併用で行います。 2~3回目 テーマ1 4~5回目 テーマ2 6回目 劇場訪問またはワークショップ 7~8回目 テーマ3 9~10回目 テーマ4 11回目 劇場訪問またはワークショップ 12回目 グループ・ディスカッション 13回目 研究報告(数名でパネルを組み、テーマを設定して報告を行う)
授業の方法
映像化作品を鑑賞し、文学テクストと比較検討する。随時、映像・舞台で活動するゲストを招き、文学研究と表現実践との連携の可能性を含め、討論を行う。 4名の担当者がそれぞれテーマを設定し、各テーマごとに原則として2回(または3回)を1セットとして授業を行う。 本年扱う予定のテーマは「宝塚歌劇の上演」「日本における劇場をめぐる状況」「イタリア文学と視覚芸術」「ロシア文学作品の舞台化」「落語」「江戸人形あやつり」などを予定 基本的には1週目に映像鑑賞(対面授業)、2週目に講義と討論を行う。日程及び内容の順番は第1回の授業で告知するので、必ず出席すること。 また、劇場での観劇またはバックステージツアーを含む研修などを土曜・日曜日に実施する可能性があります。参加が難しい場合は不利にならないように代替の課題を設定します。 1.各回、受講者は、担当教員の指示に従って課題作品を各自入手し、読んだうえでディスカッションに参加する。 2.各教員の指示に従って、ミニレポート(分量はA4で1枚(40x35)程度を予定・〆切は講義終了後3週間後をめどとする)を作成し、ITC-LMSで提出する。 3.グループディスカッションでは、グループに分かれて授業で取り上げた作品などについて意見交換を行う。 ※映画や演劇の制作者等をゲストスピーカーとして迎え、現場で起きている問題についても考察を行う。
成績評価方法
ミニレポート(4本程度)、研究報告
教科書
なし
参考書
授業内で随時紹介する。
履修上の注意
初回のみ対面・リモートを併用して行う。映像の配信が難しいため、授業は基本的には対面のみ。 初回の授業でスケジュールを公表する。ただし、ゲスト講師等の関係で予定の変更がある場合もある。 文学テクスト(原作)とアダプテーション作品との差異が問題になるので、授業に臨むにあたって必ず課題作品を読んでおくこと。 レポートの提出数が多くて楽ではないと思うが、ライティング・トレーニングとして積極的に取り組んでほしい。 特定の言語の予備知識は必要としないが、授業で言及する映像・舞台化作品については、各自で資料を入手したり、劇場や映画館で実際に鑑賞することが望まれることもある。 関連作品について積極的に読書・鑑賞することが望ましい。