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最終更新日:2024年4月22日

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史料から歴史を叙述する―賀茂別雷神社の史料から

史料から歴史を叙述する―賀茂別雷神社の史料から
京都の上賀茂神社(賀茂別雷神社)には約16000点の文書が伝来している。このうちの約一割は「算用状」と呼ばれる会計帳簿であり、戦国期(16世紀半ば)から近世初頭(17世紀半ば)までの約百年間、毎月のものが残存している。会計帳簿であるため表記は単純であるが、そこには豊富な歴史情報が秘められている。たとえばこの期間の権力者の推移と、彼らに対し賀茂社がどのように接していたのかがわかる、「政治史の定点観測」ができると考えている。この授業では、賀茂別雷神社の他の史料などを用いながら、これら算用状を中心に、戦国期から近世初頭までの賀茂社が見た京都の政治史を眺め、史料によってどのような歴史叙述が可能なのかを理解できるようにしたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21235032
GHS-CR6A01L1
史料から歴史を叙述する―賀茂別雷神社の史料から
金子 拓
A1 A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
賀茂別雷神社文書を毎回読み、それらを解釈しながら、この文書群によってどのような歴史叙述が可能なのかを講じる。
授業の方法
基本的に講師の講義とする。 参加人数にもよるが、一、二度、出席者にも史料の講読を分担して報告してもらうことを考えている。
成績評価方法
出席状況、担当回での報告内容により評価する。
教科書
適宜コピー等を配付
参考書
石川登志雄・宇野日出生・地主智彦編『上賀茂のもり・やしろ・まつり』思文閣出版 賀茂別雷神社史料編纂会編『賀茂別雷神社史料』
履修上の注意
日本史に関する専門性や、日本史の史料に関する習熟度は問わない。歴史叙述がどのような史料から成り立っているのかを理解することが目標なので、積極的な参加を希望する。