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最終更新日:2024年4月22日

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文化資源としての景観

文化資源としての景観/Landscapes as cultural resources
 ひとと自然の関わりあいのなかで形成された景観を「文化的景観」(cultural landscape)という。文化遺産保護のなかで制度的に位置づけられた語であり、視覚的な景観とともに、それをかたちづくる地域のシステムを価値づけ、保全継承しようとする考え方である。
 本講義では、文化的景観を対象に、その概念、価値理解の方法、保全・継承と地域づくりなどについて概観するとともに、文化的景観が文化遺産保護制度にとどまらず持続可能で豊かな社会創造に果たす役割等を議論することで、文化資源としての文化的景観の役割・展望について考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21235008
GHS-CR6E01L1
文化資源としての景観
菊地 淑人
A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.景観と文化的景観 2.世界遺産・文化財保護法と文化的景観 3.文化的景観の構造とその価値(1) 4.文化的景観の構造とその価値(2) 5.文化的景観の保全継承と地域づくり(1) 6.文化的景観の保全継承と地域づくり(2) 7〜9.【臨地見学】 10.文化的景観という考え方の多面的な適用 11. 【演習】 12.【演習成果】に関するの発表と議論 13.文化資源としての文化的景観:地域の見方の多様な活かし方
授業の方法
スライド、映像等を用いた講義形式を基本に進める。 なお、履修者数などによっては、一部の回で講義内容に関連する演習と発表、また、臨地見学(遠足)等を実施する予定。
成績評価方法
以下の観点に基づき総合的に評価する。 1)議論への参加 2)演習成果とプレゼンテーション 2)講義後のレポート
教科書
なし
参考書
文化的景観学検討会編(2016)『地域のみかた : 文化的景観学のすすめ』奈良文化財研究所 Nora Mitchell, Mechtild Rössler, Pierre-Marie Tricaud(eds.), 2009, World heritage cultural landscapes : a handbook for conservation and management, UNESCO World Heritage Centre(独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所景観研究室(2015) 『世界遺産の文化的景観 保全・管理のためのハンドブック』World heritage papers26) その他、講義時に適宜紹介する。
履修上の注意
履修者数などによっては近郊での臨地見学(遠足)を実施する予定。多少の費用が発生する場合があるが、その場合は自己負担となる。