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最終更新日:2023年10月20日
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医学史を中心とした日本近世学術史
医学史を中心とした日本近世学術史
前近代日本の学びの中核に位置した漢籍の学び(漢学)の事例として、医学の学びを取り上げて、その概要を紹介するとともに、実際の資料に触れて古典籍に関する理解を深める。
まず中国医学古典の概略を通史的にたどり、併せてその日本への伝播について概説する。特に、伝存資料が増加する16世紀以降の医学の学びについて、曲直瀬道三、曲直瀬玄朔、古方派諸家、江戸医学館、蘭方諸家などの事例を通して解説する。
医学教育理念について学則・学規の類を通して概観する。古方派諸家と後世派諸家の論争や諸家の往復書簡などを通して学説の相違点や医療倫理の問題について概説する。幕府や諸藩の政策などから公衆衛生について考える。江戸後期から明治初期の医療制度について知る。
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