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最終更新日:2024年10月18日

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ファッションを考える/ファッションで考える

ファッションを考える/ファッションで考える
芸術文化研究としての「ファッション」は歴史的には虐げたれた地位に甘んじてきた。それは移り変わるファッションが軽薄なイメージを生じさせてきたことに一因がある。本講義では、従来の服飾史における様式史・デザイナー史、あるいは社会学における流行分析とは異なり、芸術文化の研究課題および研究対象としてファッションを考察するための思考法を学ぶ。とりわけファインアートと似て非なるファッションの特性とファッション史の文脈を理解し、ファッションを研究するための方法論的視座を獲得することを目標とする。毎回設定されたテーマにより、西洋由来のファッションの概念的・歴史的理解を深めたうえで、日本におけるファッション受容の問題についても知見を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230710
GHS-GC6G01L1
ファッションを考える/ファッションで考える
平芳 裕子
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1. それでもファッションを研究する 2. 裁断と縫製:衣服に起源はあるのか 3. 言葉と学問:ファッションは何を意味するのか 4. 作法と流行:ファッションはなぜ女性のものとなったのか 5. モデルと複製:ファッションデザインの始まり 6. 自由と拘束:女性の身体は解放されるのか 7. メディアーとイメージ:衣服がファッションになるとき 8. ミュージアムとファッション展:ファッションを鑑賞する 9. 身体と表象:ファッションとアートの接近 10. 名と言説:シャネルはなぜ評価されるのか 11. 労働とSDGs: お針子は消えたのか 12. 日本と近代:洋服とはなんだったのか 13. 批評と研究:ファッション学からファッションスタディーズへ ※授業では以上のテーマを順次扱いますが、進行状況によって順番や内容が変更される場合があります。 ※下記の「履修上の注意」と「その他」を必ず読んでください。
授業の方法
講義による
成績評価方法
授業内小課題、まとめ課題レポートによる
教科書
指定の教科書はありません。 各テーマについて、教科書の役目を果たす書籍を授業内で紹介します。
参考書
平芳裕子『まなざしの装置ーファッションと近代アメリカ』青土社, 2018年 蘆田裕史・宮脇千絵・藤島陽子編『クリティカルワード・ファッションスタディーズ』フィルムアート社, 2022年 歴史学研究会編『「歴史総合」をつむぐ』東京大学出版会, 2022年 その他については授業中に紹介します。
履修上の注意
集中講義です(下記の「その他」を必ず読んでください)。 事前に履修しておくべき授業はありません。 ファッションに関するニュースや書籍、展覧会などについて日頃から情報収集しておくと良いです。
その他
授業担当の平芳裕子(神戸大学専任教員)です。この授業を集中講義で担当します。 原則対面授業ですが、(関西から伺いますのでコロナ感染状況等)不測の事態が発生した場合には、オンラインなどに授業方法を急遽変更させていただくこともあるかもしれません。その場合は教務システムもしくはLMSから通知しますので、授業開始前によく確認するようにしてください。(お知らせのない場合は、予定通り対面授業です。)