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最終更新日:2024年10月1日

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戦争と宗教

戦争と宗教—『占領改革と宗教』を読む
本演習では、中野毅・平良直・粟津賢太・井上大介編著『占領政策と宗教—連合国の対アジア政策と複数の戦後世界』(専修大学出版局、2022年)をテクストとし、GHQ/SCAPの対日宗教政策をより広い歴史的文脈から捉え返すことを目指したい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230656
GHS-GC6F02S1
戦争と宗教
西村 明
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
本書は20章に分かれているため、毎回2章ずつ要約・コメントの担当者を決めて読み進める。後半に参加者の個人発表も 序 論 編者 第一部 アメリカおよび連合国による占領と戦後処理―日本本土と日本人 第一章 戦後宗教史再考―戦後世界の形成と「忘却された宗教史」 中野毅 第二章 占領下における宗教―神道とキリスト教に対するSCAP政策の衝撃 マーク・マリンズ 第三章 日本敗戦と教育勅語 岡﨑匡史 第四章 「天皇問題」と英国外務省―全体主義国家としての日本と「信教の自由」 アネメッテ・フィスカーネルセン 第五章 日本人捕虜死者たちの戦後―豪カウラ日本人戦争墓地の設立と諸問題 田村恵子 第六章 ソ連の対日占領政策と天皇制―『日本新聞』の内容分析 宮川真一 第七章 日本占領をめぐるアメリカ人類学の動向―宗教理解に注目して 井上大介 第二部 南西諸島の戦時と戦後 第一章 米軍政による南西諸島統治の背景と変遷 中野毅 第二章 米軍政下における南西諸島の宗教行政と神社 中野毅 第三章 沖縄における米軍初期占領期の宗教政策とキリスト者 平良直 第四章 米国施政下における琉球政府の宗教制度 大澤広嗣 第五章 奄美群島における宗教―米軍政期と本土復帰前後の変遷 田島忠篤 第三部 日本の占領地・旧植民地統治と戦後 第一章 日本占領期ジャワにおける「喜捨」の制度化―バンドゥン県のバイトゥル・マル(baytoel-mal)を中心として 小林和夫 第二章 米軍政期韓国におけるプロテスタントと歴史清算 白恩正 第三章 ミクロネシアにおける米軍占領期・国際連合信託統治前期の宗教政策 西村明 第四章 台湾における植民地統治と宗教政策 藤井健志 付 論 日本占領と公文書―フーヴァー研究所東京オフィスを事例として 岡﨑匡史 解題―「占領と宗教」研究における一九九〇年代以降の動向 粟津賢太
授業の方法
精読
成績評価方法
授業への参加状況(発表・発言など)100%
教科書
中野毅・平良直・粟津賢太・井上大介編著『占領政策と宗教—連合国の対アジア政策と複数の戦後世界』(専修大学出版局、2022年)
参考書
井門富二夫編『占領と日本宗教』(未来社、1993年)ほか、授業中に適宜紹介する。
履修上の注意
報告者以外も、毎回取り上げるテクストの箇所を事前に読んでくること。