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最終更新日:2024年4月22日

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アメリカと宗教の自由(2)

宗教の自由の歴史的展開について、アメリカ合衆国を対象地域として講義を行う。Aセメスターではこのうち、20世紀から現代までを扱う。

アメリカ合衆国において宗教の自由は常に重んじられてきたが、歴史をふりかえれば不寛容や不自由はありふれていた。それは宗教の自由が常に多義的で、誰の何を自由にするかが揺れ動いてきたからにほかならない。そもそも「宗教」の定義や定義の過程こそが問題であり、注目すべきである、という、近年の宗教学の成果を思いおこしてもよいだろう。

講義では宗教の自由に加え、政教分離や宗教的ナショナリズムといった関連概念にも目を配りつつ、歴史的事例に即したその形成、働きや変遷を論じる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230609
GHS-GC6F01L1
アメリカと宗教の自由(2)
藤原 聖子
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1 イントロダクション:アメリカの「文化戦争」と宗教 2 「ユダヤ・キリスト教のアメリカ」と「市民宗教」 3 ネイティヴ・アメリカンの宗教の自由 4 20世紀半ばの連邦最高裁判所と「分離の壁」①国教会条項 5 20世紀半ばの連邦最高裁判所と「分離の壁」②自由活動条項 6 アメリカの宗教の自由外交 7 アメリカのカルト問題 8 良心的兵役拒否 9 宗教の自由回復法と変わる政教関係 10 21世紀の宗教の自由①教育 11 21世紀の宗教の自由②性と家族 12 無宗教者の宗教の自由? 13 まとめ
授業の方法
対面の講義形式をとる。受講生との双方向的コミュニケーションもとりいれつつ進める。
成績評価方法
①授業参加の状況、②期末レポート
教科書
プリントを配布する。
参考書
授業中に紹介する。
履修上の注意
とくになし