大学院
HOME 大学院 アメリカと宗教の自由(1)
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

アメリカと宗教の自由(1)

宗教の自由の歴史的展開について、アメリカ合衆国を対象地域として講義を行う。Sセメスターではこのうち、ヨーロッパ人の新大陸到達期から19世紀までを扱う。

アメリカ合衆国において宗教の自由は常に重んじられてきたが、歴史をふりかえれば不寛容や不自由はありふれていた。それは宗教の自由が常に多義的で、誰の何を自由にするかが揺れ動いてきたからにほかならない。そもそも「宗教」の定義や定義の過程こそが問題であり、注目すべきである、という、近年の宗教学の成果を思いおこしてもよいだろう。

講義では宗教の自由に加え、政教分離や宗教的ナショナリズムといった関連概念にも目を配りつつ、歴史的事例に即したその形成、働きや変遷を論じる
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230608
GHS-GC6F01L1
アメリカと宗教の自由(1)
藤原 聖子
S1 S2
金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1 イントロダクション:現代アメリカの宗教状況 2 近世西欧の宗教的混乱と英領植民地①ピューリタン植民地 3 近世西欧の宗教的混乱と英領植民地②宗教の自由の実験 4 アメリカ合衆国建国と憲法修正第一条の制定 5 アメリカ合衆国建国と現代の「キリスト教国論」 6 自発結社の時代 7 移民と反カトリシズム①ネイティヴィズム 8 移民と反カトリシズム②学校問題 9 モルモン問題①創始からユタ移住まで 10 モルモン問題②一夫多妻婚  11 奴隷の不自由と宗教 12 宣教師と国外の宗教の自由 13 まとめ
授業の方法
対面の講義形式をとる。受講生との双方向的コミュニケーションもとりいれつつ進める。
成績評価方法
①授業参加の状況、②期末レポート
教科書
プリントを配布する。
参考書
授業中に紹介する。
履修上の注意
とくになし