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最終更新日:2024年10月1日

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日本近代史の研究:ヨーロッパ人の視点から

日本近代史の研究:ヨーロッパ人の視点から/ Research on the History of Modern Japan: a European’s Perspective
コペンハーゲン大学のマーガレットメール先生をお招きして、ご自身の研究を中心に語って頂き、ヨーロッパ人が日本を研究することの意義や、その結果としての新たな日本史の味方などを理解する。メール先生はドイツのボン大学を卒業し、イギリスのエジンバラ大学助教授を経て現職につかれ、その博士論文はドイツ語と英語で刊行されたほか、千葉功、松沢裕作らによって『歴史と国家: 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問 』(東京大学出版会、2017年)として翻訳刊行され、日本史分野における近年の史学史研究の起点となった。また漢学塾、日本におけるヴァイオリンの普及についての御著書もある。今回の講義では西洋音楽の受容をめぐる話題がかなりの部分を占める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230043
GHS-XX6A01L3
日本近代史の研究:ヨーロッパ人の視点から
鈴木 淳
A2
集中
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講義使用言語
英語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
以下は現時点での大まかな予定であり、詳細はAゼメスタ―科目登録の時期に掲示する 1.My research on Japan in the context of Japan studies in Europe: between Japan-centredness and a global perspective 2.From ‘Classical’ to ‘National Scholarship’ in Japan and Europe (similar to the paper I gave at Shiryô Hensanjo, but with more focus on the example from music and a little bit on Europe) 3.Why historian should pay more attention to music 4.Music and Modern nations: how Japan joined the global concert (or something to that effect) 5.The life of songs: Translation or Creation? (With special attention to hon’yaku shôka 翻訳唱歌) 6.Heritage – local, national, and global 7.質疑、懇談
授業の方法
Mehl先生の英語による講義を中心とする。各回に簡単な質疑を行うほか、最終回には全参加者の意見表明を含めた懇談を行なう。
成績評価方法
授業の参加状況および質疑による。最終回欠席者はレポート提出で代替する。
教科書
なし
参考書
1. Not by Love Alone: The Violin in Japan, 1850-2010 (Copenhagen: The Sound Book Press, 2014). – available from Amazon(日本版でも) and other major retailers; e-book from Kobo and Kindle 2. History and the State in Nineteenth-Century Japan: The World, the Nation and the Search for a Modern Past. Second Edition with New Preface (Copenhagen: The Sound Book Press, 2017).日本語訳 『歴史と国家 - 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問』マーガレット メール 著千葉 功 訳者代表松沢 裕作 訳者代表。東京大学出版会、2017年。
履修上の注意
英語による授業であり、担当教員は通訳は行わない。ただし、質疑で英語を用いることが困難な参加者は日本語を用いることを認める。