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最終更新日:2024年10月18日

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メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(6)

「メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(6)」  初回のみ、ZOOMも使って対面・リモート併用で行います。
舞台・映像作品と言語テクストとの関係について考察を行う。
ワークショップ形式の参加者の報告会も行います。

人文学のテクスト研究を、翻訳やアダプテーション作品の制作プロセスとつなげる学際研究および社会連携の可能性について考える。
大学における言語テクストを対象とした研究が、実社会での文学の映像化・舞台化など言語表現の枠をはみ出す多様な表現方法と必ずしも有機的なつながりを持ち得ていない。同時に、これまでの作品評価が原作をどこまで「忠実に」再現しているか、という同一性に偏ってもいる。映像・舞台化作品が、原作の言語テクストから自立した作品として成り立ちうる可能性について、その際に文学研究が果たしうる役割について、学際的な文化資源学の視点から、時にゲストを交え、討論を行う。
作品分析と合わせて、劇場という制度面についても考察を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21230005
GHS-XX6A01L1
メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(6)
小林 真理
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
4名の担当者がそれぞれテーマを設定し、各テーマごとに原則として2回(または3回)を1セットとして授業を行う。本年扱う予定のテーマは「宝塚歌劇の上演」「日本における劇場をめぐる状況」「フランス文学と映画」「ロシア文学作品の舞台化」「落語」「江戸人形あやつり」 基本的には1週目に映像鑑賞(対面授業)、2週目に講義と討論を行う。日程及び内容の順番は第1回の授業で告知するので、必ず出席すること。 また、劇場での観劇またはバックステージツアーを含む研修を一日行う予定です。その際、土曜・日曜日に行う可能性があります。参加が難しい場合は代替の課題を設定します。 以下の予定はおよそのイメージです。 1回目 イントロダクション(各テーマの説明) 2~3回目 テーマ1 4~5回目 テーマ2 6回目 劇場訪問またはワークショップ 7~8回目 テーマ3 9~10回目 テーマ4 11回目 劇場訪問またはワークショップ 12回目 グループ・ディスカッション 13回目 研究報告(数名でパネルを組み、テーマを設定して報告を行う)
授業の方法
映像化作品を鑑賞し、文学テクストと比較検討する。随時、映像・舞台で活動するゲストを招き、文学研究と表現実践との連携の可能性を含め、討論を行う。 1.各回、受講者は、担当教員の指示に従って課題作品を各自入手し、読んだうえでディスカッションに参加する。 2.各教員の指示に従って、ミニレポート(分量はA4で1枚(40x35)程度を予定・〆切は講義終了後3週間後をめどとする)を作成し、ITC-LMSで提出する。 3.6回目、11回目のグループディスカッションの際、グループに分かれて授業で取り上げた作品について意見交換を行う。12-13回目の発表会に向けて準備をする。 4.12-13回目の授業では、グループまたは個人でテーマを設定し、アカデミック・トレーニングとして各自研究発表を行う。(テーマは授業で取り上げたものでも、それ以外のものでも良い) ※映画や演劇の制作者等をゲストスピーカーとして迎え、現場で起きている問題についても考察を行う。 ※昨年に続き、江戸人形あやつり「結城座」の演者さんによる実技ワークショップを実施する予定。
成績評価方法
ミニレポート(4本)、研究報告
教科書
なし
参考書
授業初回に指示する。 その他、授業で指示する。
履修上の注意
必ず初回の授業に出席して、スケジュールを確認すること。 文学テクスト(原作)とアダプテーション作品との差異が問題になるので、授業に臨むにあたって必ず課題作品を読んでおくこと。 レポートの提出数が多くて楽ではないと思うが、ライティング・トレーニングとして積極的に取り組んでほしい。 特定の言語の予備知識は必要としないが、授業で言及する映像・舞台化作品については、各自で資料を入手したり、劇場や映画館で実際に鑑賞することが望まれることもある。 関連作品について積極的に読書・鑑賞することが望ましい。