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最終更新日:2024年4月22日

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アーカイブズ学

2022年度アーカイブズ・カレッジ(史料管理学研修会通算第68回)国文学研究資料館主催
古文書・公文書から電子記録まで、アーカイブズ(記録史料)は、人類共有の文化遺産として、また現代に生 かすべき情報資源として、極めて大切なものです。近年、我が国でもアーカイブズの重要性に対する認識が高 まり、文書館・資料館等の史料保存利用機関が増加するとともに、これらの機関においてアーカイブズの保存 と利用サービス等の業務を担うアーキビスト(記録史料専門職員)の養成が急務となってきています。国文学 研究資料館では、このような動きに応えるべく、「アーカイブズ・カレッジ」を実施し、アーカイブズの収集・ 整理・保存・利用等に関する最新の専門的知識、技能の普及に努めています。特に長期コースではアーカイブ ズ学の研究に意欲を持つ方を歓迎します。なお、この研修会は16の大学院で単位認定されており、大学院教育 協力の一つの形でもあります。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21225059
GHS-CR6E02S1
アーカイブズ学
渡辺 浩一
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
Ⅰ.アーカイブズ総論 1.現代社会とアーカイブズ(渡辺浩一)  2.アーカイブズの歴史(湯上良・学習院大学) 3.アーキビストの役割と養成(森本祥子・東京大学) 4.アーカイブズ隣接領域関係論(保坂裕興・学習院大学) 5.アーカイブズと情報技術(元ナミ・東京大学)6.アーカイブズの管理と公開(太田尚宏) 7.アーカイブズ管理の実際(太田尚宏・青木睦)8.アーカイブズ機関の組織と運営(於:国立公文書館) Ⅱ.アーカイブズ資源研究 1.アーカイブズ資源研究総論(西村慎太郎)2.電子記録認識論(福島幸宏・東京大学)3.近現代組織体の記録と管理(政府・個人:清水義仁、外務省:熊本史雄・駒澤大学) 4.前近代の組織体の記録と管理(幕藩:藤實久美子、町・村:渡辺浩一) 5.アーカイブズ構造論(組織・個人文書:加藤聖文、家文書:西村慎太郎) Ⅲ.アーカイブズ管理研究Ⅰー記録管理と評価選別ー  1.アーカイブズ管理研究総論(藤實久美子) 2.組織体の記録管理(政府:国立公文書館職員、地方自治体:太田冨康・埼玉県立文書館、企業:西川康男・ARMA)3.アーカイブズの評価選別(坂口貴弘・創価大学) 4.民間アーカイブズ・コントロール論(太田尚宏) Ⅳ.アーカイブズ管理研究Ⅱー記述の実践ー 1.アーカイブズ記述編成論総論(太田尚宏)2.文化資源アーカイブズ記述論(落合博志) 3.アーカイブズ情報システム論(久保山哲二・学習院大学) 4.前近代アーカイブズの記述編成実践(太田尚宏・西村慎太郎) 5.近現代アーカイブズの記述編成実践(加藤聖文・藤實久美子) Ⅴ.アーカイブズ管理研究Ⅲー組織管理と社会貢献ー 1.アーカイブズ法社会論(加藤聖文) 2.アーカイブズの管理と組織連携(行政機関:魚住弘久・熊本大学、民間組織::齋藤柳子・記録の森研究所) 3.アーカイブズ法制論(早川和宏・東洋大学) 4.アーカイブズ業務と社会還元(意義と役割:加藤聖文、地域文化への貢献:西村慎太郎、視聴覚資料:児玉優子・放送ライブラリー) 5.アーカイブズ管理の実際(於:放送ライブラリー、横浜開港資料館) Ⅵ.アーカイブズ管理研究Ⅳー保存管理ー 1.アーカイブズ保存の理論(青木 睦)2.保存科学(媒体:貴田啓子・桐野文良・東京芸術大学、環境制御:間渕 創・文化財活用センター、佐藤嘉則・東京文 化財研究所) 3.予防措置論(青木 睦) 4.修復技術論((宮田正彦・文申堂、金山正子・元興寺文化財研究所、青木睦)5.施設管理論(青木 睦)6.被災資料保全活動論(天野真志・国立歴史民俗博物館)
授業の方法
講義、実習、文書館見学
成績評価方法
修了論文を審査
教科書
開始前に配信
参考書
国文学研究資料館史料館編『アーカイブズの科学』(柏書房、2003年) 国文学研究資料館編『アーカイブズの構造認識と編成記述』(思文閣出版、2014年) 国文学研究資料館編『社会変容と民間アーカイブズ』(勉誠出版、2017年)
履修上の注意
履修登録とは別に、国文学研究資料館に受講申し込みが必要。定員を超過した場合には、書類審査により選考するので、特に「修了論文予定題目の概要」800字を、「関連ホームページ」に掲載されている前年度テキストや上記参考書などを参照して、きちんと書いて下さい。  また、ホームページに掲載されている時間割外に、修了論文指導ゼミがあります。