大学院
過去（2022年度）の授業の情報です
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最終更新日：2025年4月21日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
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南北戦争前のアメリカ文学4
南北戦争前のアメリカ文学
文学研究においてしばしば忌むべきものとされる「お金（カネ）」を緩やかなテーマとして、独立期から南北戦争前のアメリカの文学作品を数点読む。生まれた家がとりわけ裕福である場合を除いて、アメリカ（に限らず）の多くの作家と読者たちは、多かれ少なかれお金の問題で頭を悩ませてきた。本講義では、少し古めの英語のテクストを丁寧に読みつつ、作品の歴史的・社会的・文化的背景についても調べながら、十九世紀のアメリカの作家や読者が、お金についてどのように考え、どのように感じていたのか、お金に関する現代の様々な理論的立場についても触れながら、抽象的な数字や概念の問題として思想的に解決することの難しい、お金が増えては喜び減っては苦しむ生身の人間のあり方について考えてみたい。但し、「お金」というキーワードを緩く念頭に置きながらも、特定のトピックにはそれほど拘らず、様々な一次資料、二次資料とともに作品のテクストを歴史的に分析してみたい。
時間割／共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21223408
GHS-EA6D01L2
南北戦争前のアメリカ文学4
古屋 耕平
金曜3限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
[多少の変更の可能性あり。修正版のシラバスは初回の授業までにGoogle Classroomに掲載します。]
1.(10/7) イントロダクション
2.(10/14) Benjamin Franklin, Autobiography of Benjamin Franklin, Ch1-Ch4
3.(10/21) Benjamin Franklin, Autobiography of Benjamin Franklin, Ch5-7
4.(10/28) Benjamin Franklin, Autobiography of Benjamin Franklin, Ch8-10
5.(11/4) Benjamin Franklin, Autobiography of Benjamin Franklin, Ch11-15
6.(11/11) Benjamin Franklin, Autobiography of Benjamin Franklin, Ch16-19
7.(11/25) Nathaniel Hawthorne, “Benjamin Franklin”; “The Gray Champion”; “Endicott and the Red Cross”; “Main-Street”
8.(12/2) Nathaniel Hawthorne, “The Celestial Railroad”; “The Devil in Manuscript”; “Earth’s Holocaust”; “The Artist of the Beautiful”;
9.(12/9) Herman Melville, The Confidence-Man, Ch1-9
10.(12/16) Herman Melville, The Confidence-Man, Ch10-18
11.(12/23) Herman Melville, The Confidence-Man, Ch19-27
12.(1/6) Herman Melville, The Confidence-Man, Ch28-36
13.(1/19) Herman Melville, The Confidence-Man, Ch37-45
授業の方法
本講義は「対面・オンライン併用型A（総時間数の半数以上を対面で実施）」で行う予定。
受講者は学期中に発表（4000-5000字程度）を最低1回行う。また参加者は、毎回のディスカッション、発表を元に学期末レポート（10000字程度、学部生は5000字程度）を執筆する。
成績評価方法
授業参加（ジャーナル、ディスカッション、発表等）10%、発表30％、学期末レポート60％
教科書
版は特に問わない。いずれの作品もKindleやオンラインで手に入るはずなので、読み進めておくことをお勧めする。入手が難しいものや、その他の参考文献は、Google Classroomにアップロードする。
参考書
Google Classroomで配布。
履修上の注意
発表とレポートの提出は必須。
