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最終更新日:2022年10月20日

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死と不安の社会学

 普段あまり考えることはなくても、何かのきっかけから、自分はなぜ生きているのだろうと「生きる意味」を問う瞬間が誰の人生にもあるだろう。そうした問いについて考える時、「生」には「死」という終わりがあるという事実が否応なく私たちに迫ってくる。
 とはいえこの死、とりわけ自分の死について、普段あまり考えることはないかもしれない。ただ、あまり考えることがなくても、死という終焉が必ず訪れるという事実は、漠然とした不安感となって、私たちの生をなかば無意識のうちに覆うものとなる。
 哲学・心理学・精神医学などにおいて、以上のような事態はさまざまなかたちで考察されてきた。ただ、この授業でとりわけ焦点を当てたいのは、端的に言えば、死や不安の社会的様相である。
 死という不可解かつ不可知の現象は社会的にどのように処理されてきたのか・いるのか、また死を基底とする不安感は社会や文化の変動に応じてどのような様相を呈することになるのか。このような問いについて社会理論の観点から考察することがこの授業の目的である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21220059
GHS-XX6A01L1
死と不安の社会学
澤井 敦
A1 A2
木曜2限
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教室
国際学術総合研究棟 3番大教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1.序: 死・不安・社会理論 2.死の意味喪失と自己本位の死Ⅰ: ヴェーバーと死の社会学 3.死の意味喪失と自己本位の死Ⅱ: デュルケムと死の社会学 4.マクロの死、ミクロの死Ⅰ: パーソンズと死の社会学 5.マクロの死、ミクロの死Ⅱ: 意味学派と死の社会学 6.「閉ざされた人間」の死: エリアスと死の社会学 7.モダニティの死、ポストモダニティの死Ⅰ: 共同受容から自己決定へ 8.モダニティの死、ポストモダニティの死Ⅱ: 自己決定と共同性 9.死の共同性、生の関係性: 同化と排除の構造の彼方に 10.「存在論的不安」と現代社会Ⅰ: ギデンズと不安の社会学 11.「存在論的不安」と現代社会Ⅱ: ギデンズと死の社会学 12.リキッドモダン社会の不安Ⅰ: バウマンと不安の社会学 13.リキッドモダン社会の不安Ⅱ:バウマンと死の社会学
授業の方法
対面形式の授業を行う予定であるが、状況におうじてオンライン授業に変更する可能性がある。 【9月5日追記】初回授業(10月6日)は、オンラインで行います。授業URLは、ITC-LMSの授業ページを参照してください。なお2回目以降は、原則として、教室で対面で授業を行う予定です。
成績評価方法
期末試験、および出席状況による予定であるが、状況におうじて期末試験をレポートで代替する可能性がある。
教科書
教科書は指定しないが、授業のトピックに合わせて、参考文献をそのつど紹介する。
参考書
澤井敦『死と死別の社会学ー社会理論からの接近』青弓社、2005年(電子書籍) 澤井敦・有末賢編『死別の社会学』青弓社、2015年 ジグムント・バウマン(澤井敦訳)『液状不安』青弓社、2012年
履修上の注意
1 昨年度以前に本講義を履修し、すでに単位を取得した学生の、重複履修は認めない。 2 死生学や社会学理論に関連する基礎的な教科書などに、事前に目を通しておくことが望まれる。