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最終更新日:2024年4月1日

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シルクロードと中央アジア世界

シルクロードと中央アジア世界
中央アジアは洋の東西を結ぶユーラシア大陸の中央部に位置する地域である。このユーラシア大陸、そして中央アジアを貫くシルクロード、すなわち「絹の道」は、絹に代表される「物」だけではなく、さまざまな技術や知識、信仰が伝わった道であった。さらには、数多くの人々が往来し、文化の交流、人間の交流の歴史において大きな役割を果たしてきた。この授業では、中央アジアのキルギズ共和国に位置するアク・ベシム遺跡を対象として取りあげる。アク・ベシムは、かつてスイヤブと呼ばれた都市で、唐王朝が西方への拠点となる砕葉鎮城を築いた場所でもある。この都市と地域に焦点を合わせ、その当時の歴史や文化の変遷と交流を学ぶ。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21212801
GHS-AS6E01L1
シルクロードと中央アジア世界
山内 和也
A1 A2
火曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
下記の内容を13回の授業で扱う。 1.シルクロードと中央アジア世界 2.グレートゲームと探検の時代 3.玄奘がたどったシルクロードとその記録 4.スイヤブ(アク・ベシム遺跡)とは何か 5.スイヤブの歴史をたどる 6.アク・ベシム遺跡(スイヤブ)の調査の歩み 7.ソグド人の進出と都市の建設 8.ソグド人の歴史と文化 9.ソグド人の町の発掘 10.唐の進出と砕葉鎮城の建設 11.砕葉鎮城の発掘 12.スイヤブの仏教寺院と中央アジアの仏教 13.スイヤブのキリスト教会と中央アジアのキリスト教 14.中央アジアの宗教-ゾロアスター教- 15.スイヤブからわかること、そして課題
授業の方法
オンライン講義
成績評価方法
レポート2回(中間レポート:40%、期末レポート60%)
教科書
とくに指定しない
参考書
小松久男・梅村担・宇山智彦・帯谷知可・堀川徹(共編)『中央ユーラシアを知る事典』2005年 平凡社 宇山智彦『中央アジアを知るために60章』2003年 明石書店 小松久男編『テュルクを知るための61章』2016年 明石書店 シルクロード検定実行委員会編『読む事典 シルクロード』2019年 NHK出版 森安孝夫『シルクロードと唐帝国』2007年 講談社 曽布川寛・吉田豊編『ソグド人の美術と言語』2011年 臨川書店 ヴァレリー・ハンセン(田口未和訳)『図説シルクロード文化史』2016年 原書房 エチエンヌ・ドゥ・ヴェシエール(影山悦子訳)『ソグド商人の歴史』2019年 岩波書店 内藤みどり『西突厥史の研究』1988年 早稲田大学出版部 加藤九祚『中央アジア北部の仏教遺跡の研究』1997年 シルクロード学研究センター
履修上の注意
シルクロードに関する一般書を一読しておくこと(参考図書に挙げたものでも良い)
その他
オンラインでの講義となるため、質問等は下記のメールアドレスに連絡すること