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最終更新日:2024年4月22日

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中国現代文学翻訳研究

中国現代文学翻訳研究
本授業では、中国現代文学の日本語翻訳について検討する。同じ作品について複数の翻訳を比較検討することで、中国の小説を日本語に翻訳するとはいかなる作業であるかを理解する。各種の辞書や工具書を使い、また関連資料を調査することによって、原文が正確に翻訳されているかを確認するとともに、それぞれの翻訳の背景にある文化的背景および各訳者の作品読解を理解することが求められる。それによって、中国語学習に必要な作業である、現代中国の文章を日本語に翻訳する能力を高めることが本授業の目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21212154
GHS-AS6A02S1
中国現代文学翻訳研究
鈴木 将久
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語、中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第1回:ガイダンス 第2回:百草園から三味書屋へ(1) 第3回:百草園から三味書屋へ(2) 第4回:百草園から三味書屋へ(3) 第5回:百草園から三味書屋へ(4) 第6回:藤野先生(1) 第7回:藤野先生(2) 第8回:藤野先生(3) 第9回:藤野先生(4) 第10回:野草題辞 第11回:秋夜 第12回:影的告別 第13回:求乞者
授業の方法
魯迅の『朝花夕拾』および『野草』からいくつかの作品を選び、複数の翻訳を比較検討する。竹内好訳、高橋和巳訳、駒田信二訳、丸尾常喜訳、木山英雄訳、藤井省三訳などが対象となる。授業参加者は、それぞれ複数の翻訳の問題点およびその背景を調査し、授業で報告して、それらの問題点について全体で討論する。 対面での授業とオンライン授業を混合させたハイブリッド形式で授業を行う。最初の授業はオンラインで行い、対面授業の方法および日程については、受講生と相談しながら決める。 授業期間中の連絡はITC-LMSを中心にする。
成績評価方法
レポート(50%)および授業への参加度(50%)
教科書
『魯迅全集』第二巻、人民文学出版社
参考書
竹内好訳『魯迅文集』第一巻・第二巻(ちくま文庫)、高橋和巳訳『魯迅』(中央公論社)、駒田信二訳『阿Q正伝、藤野先生』(講談社文芸文庫)、『魯迅全集』第二巻・第三巻(学習研究社)、藤井省三訳『故郷、阿Q正伝』・『酒楼にて、非攻』(光文社古典新訳文庫)
履修上の注意
特になし。
その他
特になし。