第1回(4/5)はガイダンスとする。履修希望者は可能な限り参加すること。授業の趣旨や進め方を説明するほか、受講者の属性・学習歴・関心などを把握し、授業の方針を定める助けとする。質問や要望があれば相談されたい。*Zoomによりオンラインで行う(4/1追記)。
第2回(4/19)は、授業で読むテキストを紹介し、各受講者の分担箇所を決める。可能ならば対面で行い、実際に本を手に取ってみるほか、必要なら漢籍コーナーや中文研究室の資料も見学したい。
第3回(4/26)以降数回は、Zoomによるオンライン講義で、『楚辞』の内容とその注釈史について説明を行い、テキストをどのように読んでゆくかについての大まかな指針を与える。また、中国古典に関するデジタル資料の使い方とその問題点、紙の本との関係などについても説明する。
5月の適当な時期からは、演習形式で受講生に分担してもらい、実際に作品を読んでゆく。これまで5年度にわたり、冒頭の天地創造や洪水神話に関する部分を読み、禹をはじめとする神話的人物の伝承へと進んできた。問題の錯綜する作品を扱う授業であるから、試行錯誤的に進めることになるだろう。Zoomにより資料を共有しながら進める。