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最終更新日:2024年3月15日
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西アジア先史文化研究1
西アジア先史文化研究
食料生産経済、すなわち農耕牧畜の開始は、その後の人類史の行方を決定づける重大事件であった。西アジアは世界でもっとも早く、1万年以上も前に食料生産経済が発生した地域であり、発生プロセスを他地域からの影響なしに考察できる数少ない地域の一つである。この授業では、約5万年前から1万年前頃にかけての西アジアの考古記録を整理し、狩猟採集時代(旧石器時代)の末から食料生産経済開始期(新石器時代)にいたる文化変化について学ぶ。
講義は、適宜、総合研究博物館の収蔵標本を参照しながらすすめる。また、この分野の研究においては東京大学の研究者によるフィールドワークが多くの貢献をなしてきている。それらの成果や現在進行中のプロジェクトなどにも言及し、研究の最前線が理解できるようにする。
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