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最終更新日:2024年4月22日

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メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(4)

「メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(4)」    ※対面併用授業です。隔週で映像鑑賞を行う際は基本的に対面授業になります。  ※登校できない場合、映像鑑賞について代替作品を指定することを含め、フォローします。
舞台・映像作品と言語テクストとの関係について考察を行う。
学期末に参加者の報告会を行います。
イギリス、チェコ、ロシア、日本等で制作された舞台化・映像化作品を扱う。(地域については変更の可能性がある)

人文学のテクスト研究を、翻訳やアダプテーション作品の制作プロセスとつなげる学際研究および社会連携の可能性について考える。
大学における言語テクストを対象とした研究が、実社会での文学の映像化・舞台化など言語表現の枠をはみ出す多様な表現方法と必ずしも有機的なつながりを持ち得ていない。同時に、これまでの作品評価が原作をどこまで「忠実に」再現しているか、という同一性に偏ってもいる。映像・舞台化作品が、原作の言語テクストから自立した作品として成り立ちうる可能性について、その際に文学研究が果たしうる役割について、学際的な文化資源学の視点から、時にゲストを交え、討論を行う。
作品分析と合わせて、劇場という制度面についても考察を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21210007
GHS-XX6A01L1
メディア間翻訳・翻案研究:文学テクストの映像化・舞台化(4)
小林 真理
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
原則として2回(または3回)を1セットとして授業を行う。1週目に映像鑑賞(対面授業)、2周目に講義と討論(ZOOMと対面の併用、またはZOOMのみ)日程及び内容の順番は第1回の授業で告知するので、必ず出席すること。 日程     1回目 Zoom イントロダクション 担当教員による授業紹介 2-3回 映像鑑賞と作品分析(1) 4-5回 映像鑑賞と作品分析(2) 6回   グループディスカッション 7ー8回 映像鑑賞と作品分析(3) 9-10回 映像鑑賞と作品分析(4) 11回   グループディスカッション 12-13回 履修者による発表会 (個人またはグループ) 410月28日 Zoom鈴木和久 ゲスト講師:田村容子先生(北海道大学文学部)「映画『太陽の少年』と原作小説・王朔『動物凶猛』との比較」 5【11月4日】 対面授業(三大教室)(Zoom中継)鈴木和久 ミニ・シンポジウム ゲスト講師:田村容子先生(司会 楯岡) 611月11日 Zoom楯岡求美 ゲスト講師:劇団地点 三浦基氏(演出家)、田嶋結菜氏(制作)   「『罪と罰』(ドストエフスキー原作)の舞台化について」 7【11月18日】  対面授業(三大教室)塚本昌則 <上映>『ヒロシマ・モナムール(二十四時間の情事)』(アラン・ルネ監督、1959) 811月25日 Zoom塚本昌則   映画『ヒロシマ・モナムール』と小説マルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』(1964、平岡篤頼訳、河出書房新社、1997年)の比較。 912月2日 Zoom小林真理  「メディアとしての劇場:劇場法制定までの公立文化施設展開の課題と文化政策−舞台芸術の公演の場?創作の場?競争のフィールド?」 1012月9日  Zoom小林真理  シンポジウム「メディアとしての劇場」<1> (1)"片山泰輔先生(静岡文化芸術大学)「劇場設置のための政策形成過程―港区を事例に、(2)草加叔也先生(空間創造研究所)「日本の公立文化施設の発展について−ハード面・機能面に注目して」 1112月16日 Zoom小林真理  シンポジウム「メディアとしての劇場」<2>   「日本の劇場を評価する」 パネリスト:片山泰輔先生、草加叔也先生   12月23日  休講(予備日) 12 Zoom1月 6日 楯岡求美履修者の研究報告会(1) 13 Zoom1月13日楯岡求美履修者の研究報告会(2)
授業の方法
映像化作品を鑑賞し、文学テクストと比較検討する。随時、映像・舞台で活動するゲストを招き、文学研究と表現実践との連携の可能性を含め、討論を行う。 1.各回、受講者は、担当教員の指示に従って課題作品を各自入手し、読んだうえでディスカッションに参加する。 2.各教員の指示に従って、ミニレポート(字数1000字程度・講義の2週間後を予定:変更あり)を作成し、ITC-LMSで提出する。 3.6回目、11回目のグループディスカッションの際、グループに分かれて授業で取り上げた作品について意見交換を行う。12-13回目の発表会に向けて準備をする。 4.12-13回目の授業では、グループまたは個人でテーマを設定し、アカデミック・トレーニングとして各自研究発表を行う。(テーマは授業で取り上げたものでも、それ以外のものでも良い)
成績評価方法
授業への参加、ミニレポート(4本)、研究報告
教科書
なし
参考書
授業初回に指示する。 その他、授業で指示する。
履修上の注意
必ず初回の授業に出席して、スケジュールを確認すること。 文学テクスト(原作)とアダプテーション作品との差異が問題になるので、授業に臨むにあたって必ず課題作品を読んでおくこと。 レポートの提出数が多くて楽ではないと思うが、ライティング・トレーニングとして積極的に取り組んでほしい。 特定の言語の予備知識は必要としないが、授業で言及する映像・舞台化作品については、各自で資料を入手したり、劇場や映画館で実際に鑑賞することが望まれることもある。 関連作品について積極的に読書・鑑賞することが望ましい。