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Sustainability and Humanities

サステイナビリティと人文知——専門知と人文知の関わり
 自然環境問題、災害(原発災害など人災を含む)などの大きな危機に直面しながら、現代社会はそのあり方を常に問われている。サステイナビリティ(持続可能性)は、第一には自然環境を不可逆的に破壊せずに自然資源や産物を使用することを意味する。自然破壊は、自然環境なしで生きていくことができない人間自身の自己破壊につながる。そのため、自然環境の持続可能性と経済開発の持続可能性は不可分の関係にある。だが、両者は両立できるのか。これまでの人間の生き方そのものを根底から変えなければ、これからの危機を乗り越えることはできないのではないか。もし経済開発の持続可能性にこだわるなら、結局は自然破壊を止められないのではないか。こうした難問は、科学技術と政治経済の問題だから人文知は関係ないと思われがちである。だが、人間の生き方が問われているのに、人間の知的反省の営みに関わる人文知が全く無関係でいられるはずがない。
 この多分野交流演習では、普段は専門的な研究を進めている学生・院生が、文理を超えた様々な分野に属する教員とともに、人類の巨大な難問と学問的な知識とをどのように関係づけるかをともに探求することを目標とする。この多分野交流演習への参加を通して、自分の専門的な研究を他の分野の研究者にどう伝えるか、また共同で生産的な議論をおこなうためには何が必要なのかを、実践的に身につけることが期待される。
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Code
Course title
Lecturer
Semester
Period
21210002
GHS-XX6A02S1
Sustainability and Humanities
Norichika Horie
S1 S2 A1 A2
Fri 5th, Fri 6th
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Language
Japanese
Credit
2
Lecturers with practical experience
NO
Other Faculty
YES
Course Offered by
Humanities and Sociology
Schedule
以下は、当面のスケジュールである。変更される可能性もあるので注意すること。 04/09堀江宗正 サステイナブル人文学を目指して 04/30小島 毅 権威主義体制のサステイナビリティ:一治一乱の歴史法則 05/21額定其労 アジアにおける環境正義 06/04池亀 彩 インドにおける宗教リーダーとサステナビリティ:主権(ソブリニティ)の新しい理解を通じて 07/02福嶋 揚 気候変動(人新世)と西洋キリスト教文明の功罪 07/30太田和彦 食農倫理学から見たサステイナビリティ 10/15葛西賢太 サステイナブルな善意:自助グループを例に 10/29亀津 鴻 僻地教育とサステイナビリティ 11/19笠松和也 サステイナビリティの時代の哲学的人間学に向けて 12/10自由討論、または院生の発表 01/07総合討論
Teaching Methods
教員からのレクチャーと議論への参加が授業の基本である。学生・院生は常に(急に)発言を求められ、参加者の人数によっては発表も割り当てられる。
Method of Evaluation
授業への参加度と最終レポートによる
Required Textbook
授業の時に配布する
Reference Books
授業の時に提示する
Notes on Taking the Course
授業は17時から19時を基本とする