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日本古代中世美術史の諸問題

日本古代中世美術史の諸問題
4月28日(火)よりzoomにて開講予定。オンラインURL等は4月27日(月)にUTASに公開する。
日本の古代・中世の絵画を中心に、これまでの美術史学は何を議論し、どのような歴史像を構築してきたのかを考える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21205001
GHS-CR6E01L1
日本古代中世美術史の諸問題
高岸 輝
S1 S2
火曜4限
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教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
日本の古代から中世の美術史の流れを追う。 対象とする期間は、奈良・平安時代(8~12世紀)から鎌倉・南北朝時代(12~14世紀)を経て、室町・戦国時代(15~16世紀)の900年にわたる。各学期のはじめに通史を概観した上で、宗教美術と世俗美術の主題、技法や材料、各時代の王権と美術の関係、絵師や仏師といった制作組織の盛衰、東アジアにおける文化交流などの諸問題に関して、古典的研究と最新の研究の両面から把握する。 これらに加えて、古代・中世の美術品が、近世・近代・現代に文化財として評価を得ていく過程や、収集・保存・修復・展示の史的展開、絵画・彫刻・工芸といったジャンルの形成を視野に入れることで、美術史学と文化資源学の架橋を試みる。
授業の方法
古代の絵画は、現存作例が極めて少ない。高松塚古墳や法隆寺壁画、正倉院宝物、密教の曼荼羅、平等院鳳凰堂扉絵、院政期絵巻など、限られた点と点をつなぎながら、それらの空隙を同時代の寺院文書、日記等の記録、物語や説話集の記述で埋めることで、全体像の復元を試みる。また、彫刻、工芸、建築など隣接分野の研究状況にも目配りをしたい。古代から中世への移行期の諸問題、古代絵画が「古典」化し中世に再生される現象については、近年、研究が大きく進んでおり、その現状と展望を述べる。年度内に開催される展覧会の見学も予定している。
成績評価方法
毎回の講義中に記入する小課題、および各期末のレポートによる。
教科書
なし。
参考書
家永三郎『上代倭絵全史(改訂版)』(墨水書房、1966年、初版1946年) 秋山光和『平安時代世俗画の研究』(吉川弘文館、1964年) 泉武夫『仏画の造形』(吉川弘文館、1995年) 宮島新一『宮廷画壇史の研究』(至文堂、1996年) 佐野みどり『風流造形物語』(スカイドア、1997年) 加須屋誠『仏教説話画の構造と機能』(中央公論美術出版、2003年) 増記隆介『院政期仏画と唐宋絵画』(中央公論美術出版、2015年) 有賀祥隆『日本絵画史論攷』(中央公論美術出版、2017年) 『天皇の美術史』1~3巻(吉川弘文館、2017~2018年) 高岸輝『中世やまと絵史論』(吉川弘文館、2020年)
履修上の注意
なし。
その他
講義内容と関連する展覧会を随時紹介する。