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最終更新日:2024年3月15日

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マインド・コントロールの社会心理学

現代社会を脅かす欺瞞的あるいは過激な思想集団、そして彼らが用いるマインド・コントロールとは、いったいどのようなものなのかを理解することが授業の目標である。この授業では、社会心理学的アプローチから、さまざまな具体的な事例を用いて人が受ける心理操作の仕組み、集団心理過程の知見を身につけ、詐欺的被害、虐待被害、テロリズムなどの現象について基本的な心理学的説明ができるようになることを目指す。また、それを通じて、このような集団が社会問題としてどのように位置づけ検討するべきかについて幅広く考えてもらう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21194204
GHS-SC6B01L1
マインド・コントロールの社会心理学
西田 公昭
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
1 オリエンテーション(マインド・コントロール現象について概説し、この授業概要を説明する) 2 オウム真理教とはどんな集団だったのか? 3 現代社会を脅かす破壊的な集団(カルト)とはどういう組織なのか? 4 破壊的な集団はどこに潜んでいるのか? 5 洗脳の仕組みを理解する 6 マインド・コントロールの仕組みを理解する 7 ヒトが他人を信じる条件 8 マインド・コントロールによる勧誘過程 9 組織の維持や強化のためのマインド・コントロール 10 テロリストを作りあげるマインド・コントロールとは? 11 被害者は、マインド・コントロールになぜ気づきにくのか? 12 マインド・コントロール被害者の回復過程 13 なぜ、マインド・コントロール被害は続いているのか? 14 マインド・コントロール被害をどのように対策するか? 15 総括と討論
授業の方法
教員のガイダンスに呼応して、受講生は即時に、意見や質問を提出してもらう。そのあと、教員からそれに対応または発展的な内容を、スライドや配布資料、映像などを用いた解説を受ける。受講生は、セクションごとにメールを用いたリアクションを提出しなくてはならない。
成績評価方法
リアクションレポート(40%)、試験(60%)により総合的に評価する。
教科書
用いない
参考書
西田公昭(著)マインド・コントロールとは何か 紀伊国屋書店 西田公昭(著)「信じるこころ」の科学 サイエンス社 その他は授業中に適宜紹介する。
履修上の注意
特にない