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最終更新日:2024年4月22日

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戦後日中文藝交渉史研究

戦後日中文芸交渉史研究
民衆の文芸創作活動が労働運動、政治闘争と密接に関わり、文学と歴史学、社会学、思想史の研究が互いに呼応する戦後の日本において、「新中国」の革命の歴史や、文藝理論と政策、具体的な文化実践がどのように理解、借用、転化され、戦後日本社会の思想、文化の形成と自己認識の構築に関わっていたのか、具体的な文献をたどりながら、戦後日中間の思想、文化交渉の実相に迫りたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21192110
GHS-AS6A01L1
戦後日中文藝交渉史研究
孫 軍悦
A1 A2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
日中間の文藝交渉史を研究する前提として、戦後日本と中国それぞれの思想、文化運動の展開を把握することが不可欠である。これまで、石母田正の『歴史と民族の発見』、竹内好の『国民文学論』を読み、戦後日本の「民族」をめぐる議論の一端を把握した。今年は、プロレタリア文学の流れを受け継いだ民主主義文学、もしくは戦後盛んであったサークル文化活動に関連する文献を読み、1950年代日本の社会的、思想的背景のおおまかな輪郭を摑み、新中国との関連を探りたい。
授業の方法
具体的な文献を丁寧に読み解き、浮かび上がった問題点を全員で整理、討論する形で、講義を進めていく。参加者に文献について発表を担当してもらう予定。授業では主に日本語を使用する予定だが、中国語で発表しても構わない。授業中適宜中国語の文献を紹介し、中国語を使うこともある。具体的な進め方は、初回のガイダンスで参加者と入念に打ち合わせたうえで決めたい。
成績評価方法
出席率、授業への参加の積極性、レポートなどで総合的に評価する。
教科書
プリントを配布する。
参考書
講義中随時指示する。
履修上の注意
文献を丁寧に読み、基本的なことをきちんと調べ、たくさんの質問を出してほしい。授業中での活発な議論を期待したい。