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近代政治史演習

近代政治史演習
最終的には、日本近代史の博士論文を書き上げるために必要な問題意識や分析視角を身につけられるような演習をめざす。史料を精緻に読み、独創的な論点を構成する力と、先行研究を、説得力あるかたちで批判しうる力を育てたい。夏学期から冬学期を通じ、1.博士論文がベースとなった研究書を講読した上で、2.2014年9月に公開された「昭和天皇実録」を会読する。「昭和天皇実録」は、1901(明治34)年の昭和天皇の誕生から1989(昭和64)年の崩御までをカバーし、日本の政治・外交・社会を考察するのに適した素材であるといえ、多くの参加者にとって、同一の史料を読んでの論点構成、先行研究の乗り越え方の習得に適していると考える。報告担当者には、可能であれば、宮内公文書館、防衛省防衛研究所戦史部図書館、外交史料館、国立公文書館等の所蔵一次史料を用い、自身の問題関心に従い、テーマと関連した問題設定により、報告をおこなって貰う。参加者が進めている個別研究についての発表も、適宜おこなう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21191201
GHS-JS6B01L1
近代政治史演習
野島(加藤) 陽子
S1 S2 A1 A2
月曜5限
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教室
法文1号館 210教室
講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第1回 ガイダンス(4月8日) 参加者の自己紹介、研究紹介、前年度の報告についての回顧と展望 第2回 野島(加藤)による問題提起 昨年までの演習の報告のまとめ 第3回、第4回 博士論文がベースとなった研究書の輪読(初回に選定します、その後、共同購入) 第5回 『昭和天皇実録』昭和7年から読む 第6回~第20回 『昭和天皇実録』の会読 第21回~第26回 個別論文構想発表等
授業の方法
1.文献・史料の輪読 2.参加者による個別報告、参加者による討議・講評
成績評価方法
授業への参加(報告・発表・発言など)の度合い
教科書
1、「昭和天皇実録」 東京書籍版では『昭和天皇実録』第6巻から読む。1932(昭和7)年1月の実録から。参加者には、情報公開請求で得られたデジタルデータ版を提供する。 2、歴史学研究会編、加藤陽子責任編集『天皇はいかに受け継がれたか』(績文堂出版、2019年) 3、最初のガイダンス時に適宜指示する。
参考書
西川誠『天皇の歴史 07 明治天皇の大日本帝国』(講談社、2011) 奥平康弘『「萬世一系」の研究』(岩波書店、2005) 永井和『青年君主昭和天皇と元老西園寺』(京都大学学術出版会、2003) 山田朗『昭和天皇の戦争』(岩波書店、2017) 加藤陽子『天皇の歴史 08 昭和天皇と戦争の世紀』(講談社学術文庫、2018) 小林宏・島善高編『日本立法資料全集 16 明治皇室典範(上)』(信山社、1996) 同『日本立法資料全集 17 明治皇室典範』(下)』(信山社、1997) 芦部信喜・高見勝利編『日本立法資料全集 1 皇室典範』(信山社、1990)
履修上の注意
1.4月8日の初回の授業で演習の概要説明をおこなうので、この日からの参加が望ましい。 2.近代の崩し字の読解に慣れない参加者は、日本史学研究室の近代の院生主催による文書の会へ参加し、適宜、技能を身につけておいていただきたい。また、経済学研究科特任教授富善一敏先生の記録史料学などを履修し、文書解読能力の向上を図って欲しい。