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最終更新日:2025年4月21日

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薬学実務実習III

病院実習 /Practical Training in Hospital Pharmacy
病院薬剤師の責務や、病院薬剤師に対する社会からの要請を理解した上で病院薬剤師業務を実践できるようになるために、調剤および製剤、薬剤管理指導業務、チーム医療への参画、医薬品管理、医薬品情報業務、薬物治療モニタリング、医療安全への関与等の病院薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を講義・演習、実習、SGD形式で習得する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1033112
FPH-PH4604P1
薬学実務実習III
苅谷 嘉顕
S1 S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
10
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
薬学部
授業計画
【病院実習の授業計画概要】 ◆病院実習は他大学薬学部の実習生と共に実施する。 ◆全11週のうち、最初の1週間はオリエンテーションや各部署の導入講義・演習を行い、2週目より4~5グループに分かれて原則2週間を1クールとして各部門(注射調剤部門、外来・入院調剤部門、病棟部門(各種チーム医療実習含む)、中心静脈栄養(TPN)/化学療法/院内製剤部門、薬品管理/薬物治療モニタリング(TDM)/医薬品情報部門)をローテーションして実習を行う。実習内容の詳細は授業計画詳細を参照のこと。なお、実習生個々の具体的なローテーションについては実習初日に伝達する。 ◆実習日誌記入時間(1時間程度)の確保のため、各部門での実習は通常16:00に終了する。16:00-17:00の間に病院内で実習日誌を記入する設備は整っているが、大学研究室や自宅等のPCで記入することも可とする(ただし、大学研究室や自宅等で記入する場合も、実習日誌記入時間を繰り下げることを許可することは意味しておらず、遅くとも18:00頃を目途に日誌入力は完了すること)。 ◆原則として毎週月・火曜日は16:00から医療安全や症例検討に関するSGDを行う予定である。また、各部門での実習内容を補完する講義・演習も随時行う予定である。詳細については実習担当者から指示があるのでそれに従うこと。 ◆実習期間中に3回程度、実習生、病院の実習担当教員および大学の実習担当教員の3者での面談(教員訪問)を行い、進捗状況の確認および形成的評価を行う。詳細な日程については実習開始後に伝達する。 【実習日誌の記録について】 ◆本授業科目は実務実習であることから、毎日の実習日誌の記録や定期的な振り返り学習(リフレクション学習)が極めて重要である。そのため、各部門での実習は原則として16:00に終了し、毎日1時間程度の実習日誌記入時間を設けている。実習日誌には、単に当日の実習内容を事実として記録するだけでなく、新しく学んだ内容や、それに対する考察、および疑問点や質問事項なども(必要に応じて項目立てして)積極的に記載すること。特に疑問点や質問事項は実務実習を受動的なものでなく、能動的かつ参加型にする上で極めて重要である。加えて、実務実習終了後に履修者の学習成果を客観的に証明するものは実習日誌のみである面もあることも認識しておくこと。 ◆実習日誌に加え、WEBシステムを用いて1週間ごとに振り返りレポートを作成する。実習日誌と振り返りレポート等の情報を基に、定期的に実習進捗を確認する。
授業の方法
実習/医学部附属病院
成績評価方法
形成的評価(80%)および実務実習記録・実習態度(20%)を基に成績評価を行う。なお、原則として実習単位の認定には10分の9以上の出席が必要である。ただし、新型コロナウイルスに感染した場合や感染者と濃厚接触した場合等、履修者の責に帰さない理由での欠席については個々の状況に応じて別途対応を考慮するものとする。 形成的評価については、学生の自己評価も参考にしつつ、日本病院薬剤師会が作成する「改訂薬学教育モデルコア・カリキュラムに準拠した病院実務実習の評価」にて提示されたルーブリックを用いて評価する。実務実習記録・実習態度については、実習管理WEBシステムに登録された日々の実務実習記録、および週間振り返り記録の内容に基づき評価する。これらの評価は、上述の教員訪問の際に実施する。
教科書
今日の治療薬2023(南江堂) 薬剤部テキスト1~5(東京大学医学部附属病院薬剤部 作成) 各実習部門で配布されるプリント教材
参考書
病気が見える1~14(メディックメディア) 薬が見える1~4(メディックメディア) スタンダード薬学シリーズⅡ-7 臨床薬学Ⅰ~Ⅲ(東京化学同人) 病態を理解して組み立てる 薬剤師のための疾患別薬物療法Ⅰ~Ⅴ(南江堂)
履修上の注意
【履修上の注意事項】 ◆臨床現場での実習であることを自覚し、相応しい態度で積極的に実習に臨むこと。 ◆実習を継続できるよう体調管理には十分に注意すること。体調不良や冠婚葬祭等による欠席、遅刻、早退の際は報告・連絡・相談を徹底すること。 ◆オリエンテーションで、実習の心構え、身だしなみ、個人情報の保護、感染対策等について改めて詳しい説明があるので、十分に理解し遵守すること。 ◆各部門での実習は通常16:00に終了する。各部門での実習終了後は可及的速やかに実習日誌を作成すること。16:00-17:00の間に病院内で実習日誌を記入する設備は整っているが、大学研究室や自宅等のPCで記入することも可とする(ただし、大学研究室や自宅等で記入する場合も、実習日誌記入時間を繰り下げることを許可することは意味しておらず、遅くとも18:00頃を目途に日誌入力は完了すること)。 ◆16:00以降にSGDや演習(これらも実習の一部である)が行われる場合もある。病院の実習担当者から指示があるので、それに従うこと。 ◆実習中は当番制で薬剤部員室の清掃を行うので、実習担当者の指示に従うこと。
その他
〇本授業科目と関連する科目名 等 薬学実務実習Ⅱ, Ⅳ、医療薬学、薬理学Ⅰ, Ⅱ、病理学、機能形態学、薬物動態制御学、医薬品情報学、がん細胞生物学、疾患代謝学、免疫学、微生物学・化学療法学、薬学特別講義、薬学実習Ⅵ、薬学卒業実習 〇薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連 等 ・本授業科目で主に学習する項目 [F 薬学臨床] (1) 薬学臨床の基礎、(2) 処方せんに基づく調剤、(3) 薬物療法の実践、(4) チーム医療への参画(【①医療機関におけるチーム医療】のみ)、(5) 地域の保険・医療・福祉への参画(【④災害時医療と薬剤師】のみ) ・本授業科目と特に関連の深い項目 [A 基本事項] (2) ~(5)、[B 薬学と社会] (1)および(2) [E 医療薬学] E1 薬の作用と体の変化の(2)および(3)、E2 薬理・病態・薬物治療の(1)~(7)、E3 薬物治療に役立つ情報の(1)~(3)、E4 薬の生体内運命の(1)および(2)、E5 製剤化のサイエンスの(1)および(2)、[G 薬学研究] (1) 〇東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 本授業科目では薬学アドバンスト教育ガイドライン(例示)に示された内容の一部について学習することを計画している。 アド E4-①-1~5、アドF-②-1、アドF-④~⑥
実務経験と授業科目の関連性
本科目はでは、医学部附属病院の現場において病院薬剤師業務に関連した実習する(一部講義・演習を含む)。本科目の実施に当たっては、実務経験を有する担当教員が同施設の実習担当者と実習内容や実習進捗状況について緊密に連携をとる。