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薬学実習III

薬学実習III
①物理化学的手法を用いて、タンパク質の分子量やコンフォメーションを解析する。二次元NMRスペクトルに基づいて、タンパク質―タンパク質間の相互作用様式を解析する。分子動力学計算により、ペプチドの立体構造と生理活性との相関(構造活性相関)についての考察を行う。②生体高分子であるタンパク質の結晶を調製し、その三次元構造解析をX線回折法により行う。③ラットを用いて、トランスポーターを介した薬物の肝胆系輸送における薬物間相互作用を解析する。薬物間相互作用試験データに基づく評価、体内動態パラメーターの変動が医薬品体内動態に与える影響の定量的予測とともに、シミュレーションにより確認を行う。
これらの実習から、物理化学的手法、薬物動態解析法に関する基本的知識と技能を修得する。更にタンパク質や核酸の立体構造の成り立ち、タンパク質とリガンドとの分子間相互作用、動態パラメータと体内動態との関係について理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1031107
FPH-SH3604E1
薬学実習III
幸福 裕
S2
集中3限、集中4限 他
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教室
その他(学外等) オンライン、薬学部 学生実習室
講義使用言語
日本語
単位
3
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
薬学部
授業計画
1.ペプチド・タンパク質の物理化学的解析、タンパク質間相互作用の構造生物学的解析 1-1. ペプチド・タンパク質の物理化学的解析  1-1-1.MALDI-TOFMSによる質量分析  1-1-2.NMR測定(1次元、2次元)  1-1-3.NOEを利用した細胞接着タンパク質阻害ペプチドの溶液構造決定 1-2.タンパク質―タンパク質相互作用の構造生物学的解析  1-2-1.蛍光消光法によるタンパク質―タンパク質複合体の親和性の決定  1-2-2.化学シフト変化に基づくタンパク質間相互作用の解析 2.生体高分子のX線解析と三次元構造 2-1. ニワトリ卵白リゾチームの結晶化に向けた精製 2-2. ニワトリ卵白リゾチームの結晶化とX線解析 2-3. コンピューターグラフィックスを用いたリゾチーム分子のモデル構築 3.肝胆系輸送における薬物間相互作用の定量的評価・予測方法 3-1. Fluvastatin、OlmesartanとRifampicinとの薬物間相互作用の解析 3-2.生理学的薬物速度論(PBPK)モデルを用いた薬物動態のin silico解析
授業の方法
講習および実験
成績評価方法
レポート(80%)、実習態度(20%) すべての実習時間の出席を原則とする。
教科書
薬学実習IIIの実習書(東京大学薬学部編)
参考書
なし
履修上の注意
なし
その他
○本授業科目と関連する科目名 等 前期課程: 総合科目「薬学研究の最前線 I, II」 後期課程: 物理化学I、物理化学III、構造分子薬学、生物物理学、薬物動態制御学、製剤設計学 ○薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連 等 [C1物質の物理的性質](1)物質の構造 [C2化学物質の分析](1)分析の基礎、(4)機器を用いる分析法、(5)分離分析法 [C3化学物質の性質と反応] (4) 化学物質の構造決定 [C4生体分子・医薬品の化学による理解] (1) 医薬品の標的となる生体分子の構造と科学的な性質、(2) 生体反応の化学による理解、(3) 医薬品の化学構造と性質、作用 [C6生命現象の基礎](2) 生命現象を担う分子、(3)生命活動を担うタンパク質、(6) 細胞間コミュニケーションと細胞内情報伝達 [E4薬の生体内運命](1)薬物の体内動態、(2)薬物動態の解析 [G薬学研究](3)研究の実践 ○東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 学生自身が、物理化学・薬物動態学にかかる基礎的な実験・解析を実施し、独力で結果を考察することにより、講義のみでは修得できない、薬学領域の基礎研究者として、また薬剤師として必須な素養を体得する。 薬学アドバンスト教育ガイドライン(例示)の内容も併せて講義する。 アドC1-⑤-1、アドC2-⑤-1、アドC2-⑥-1、アドC2-⑦-1、アドC2-⑨-1、アドC3-②-1、アドC6-③-4、アドC6-④-1, 3、アドE4-①-1, 3, 5 ○オフィスアワー 設定しない。事前にメール等で連絡すること。