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最終更新日:2026年10月16日

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薬学実習II

薬学実習II/ Laboratory Works of Pharmaceutical Sciences II
本実習では、生物有機化学基礎実験として、(1) 天然有機化合物の抽出、単離、同定および生合成解析、(2) 吸光法と蛍光法、及び高速液体クロマトグラフィー、(3) 酵素反応速度論、蛍 光プローブ、薬物代謝反応と酵素誘導の理解、(4) 薬用植物園見学を行う。 これらの実習から、(1) 自然界に存在する物質を医薬品として利用するための基本的技能を身につける、(2) 化学物質をその性質に基づいて分析できるようになるために、物質の定性、定量などに必要な基本的知識と技能を修得する、(3) シトクロムP450による薬物代謝反応の実際、及び各種酵素反応解析手法、蛍光プローブを用いた蛍光測定手法を会得する、(4) 代表的な生薬の基原植物を実際に観察し、それらを鑑別するための基本的技能を修得する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1031102
FPH-SH3603E1
薬学実習II
森 貴裕
S1 S2
集中3限、集中4限 他
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講義使用言語
日本語
単位
3
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
薬学部
授業計画
(1) 天然有機化合物の抽出、単離、同定および生合成(天然物化学教室担当) (2) 吸光法と蛍光法、及び高速液体クロマトグラフィー(生体分析化学教室担当) (3) 酵素反応速度論と薬物代謝反応(薬品代謝化学教室担当) (4) 薬用植物園見学(薬用植物園,天然物化学教室担当)
授業の方法
(1) 天然有機化合物の抽出、単離、同定および生合成(天然物化学教室担当) 著名な生薬オウバクよりベルベリンの抽出および単離を行い、その化学変換を題材として分光学的手法を中心とした構造解析法を学ぶ。また、生薬ウコンに含まれるクルクミンの単離を行うとともに、大腸菌を用いたクルクミン合成酵素の異種発現を試み、生合成工学に基づく最新の物質生産技術を学ぶ。 (2) 吸光法と蛍光法、及び高速液体クロマトグラフィー(生体分析化学教室担当) 溶液のpHとメチルレッドの吸収スペクトルの関係からpH指示薬の原理を理解する。フェナントロリンの鉄錯体形成に伴う吸収スペクトルの変化から金属錯体との組成比を決定する。さらに高速液体クロマトグラフィーを用いて、パラベンなどの低分子化合物の分離定量を行う。 (3) 酵素反応速度論と薬物代謝反応(薬品代謝化学教室担当) (I) 蛍光プローブを用いた酵素反応実験をもとに、ミカエリス-メンテンプロットを行うことで酵素反応の特質について理解する。同時にコンピューターを用いて効率よく実験結果を解析する手法も学ぶ。また、蛍光プローブの分子設計についても学ぶ。(II) 各種誘導をかけたラット肝ミクロソームを用いて薬物代謝反応を行い、酵素誘導による生体応答について考察する。一般的な生体サンプルの取り扱い注意点についても学ぶ。 (4) 薬用植物園見学(薬用植物園,天然物化学教室担当) 附属薬用植物園(検見川キャンパス)で栽培している薬用植物を観察する。
成績評価方法
レポート(80%)、実習態度(20%) すべての実習時間の出席を原則とする。
履修上の注意
有機化学及び生命科学の基礎を身に付けていることが望ましい。また、実習書を事前に熟読しておくことが望ましい。
その他
○本授業科目と関連する科目名 等 有機化学V、天然物化学、分析化学I, II、物理化学II、生物物理学、有機化学VI、医薬化学III、薬学実習 I、 III、IV、V ○薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連 等 ※C-1-1 化学結合と化学物質・生体高分子間相互作用 ※C-1-2 電磁波、放射線 ※C-1-3 エネルギ-と熱力学 ※C-2-1 分析方法の基礎 ※C-2-2 溶液の化学平衡と容量分析法 ※C-2-3 定性分析、日本薬局方試験法 ※C-2-4 電磁波を用いる分析法 ※C-2-5 有機化合物の特性に基づく構造解析-原理- ※C-3-2 有機化合物の立体化学 ※C-3-3 有機化合物の基本構造と反応性 ※C-5-1 生薬学・天然物化学の基礎 ※C-5-2 天然由来医薬品各論 ※C-6-3 微生物の分類、構造、生活環 ○東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 薬学アドバンスト教育ガイドライン(C2-⑪-3, C4-②-1, C4-②-2, C5-④-2, C5-④-4, C5-⑤-4)の内容も併せて講義する。 ○オフィスアワー 設定しない。事前にメール等で連絡すること。