学部後期課程
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最終更新日:2025年4月21日

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免疫学

免疫学
免疫系は様々な生物の進化の過程で、その生息環境に適応した形で高度に発達した多様な生体防御システムである。一方、免疫系の異常は、免疫不全症や感染症のみならず、自己免疫疾患、炎症性疾患、アレルギー、がんなど様々な疾患の発症に関わっている。本講義では、免疫系と免疫応答の基本的な特徴とその制御メカニズムについて講義するとともに、免疫系の制御異常がどのようにしてこれら多様な疾患の発症に関わるかを解説する。加えて、免疫系の分子と細胞に着目した疾患治療・予防法の実例を知りその作用機序の理解を目指す。ワクチン・免疫抑制薬・サイトカイン医薬・抗体医薬・遺伝子治療・細胞治療などの薬学的側面を随所で取り上げる予定である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1012204
FPH-SH2207L1
免疫学
堀 昌平
S1
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
薬学部
授業計画
以下の各項目に関する講義を行う。 1.免疫学概論:基本概念と免疫系を構成する細胞と組織 2.リンパ球抗原受容体による抗原認識と多様性生成機構、リンパ球分化とレパトア選択 3.自然免疫とその獲得免疫との関わり 4.T細胞性免疫とその制御 5.液性免疫:抗体応答、抗体医薬、補体系 6.粘膜免疫、感染症と免疫(免疫記憶とワクチン) 7.免疫系が関わる疾患とその治療:自己免疫疾患、移植免疫、アレルギー、がん免疫
授業の方法
講義
成績評価方法
試験(100%)
教科書
プリント教材を適宜配布
参考書
Janeway's Immunobiology, 9th edition (「免疫生物学」原著第7版) Cellular and Molecular Immunology, 9th edition (「分子細胞免疫学」原著第9版) エッセンシャル免疫学(第4版)(平野俊夫、村上正晃監訳、メディカル・サイエンス・インターナショナル) 標準免疫学(第4版)(宮坂昌之監修、医学書院) もっとよくわかる!免疫学(河本宏、羊土社)
履修上の注意
なし
その他
○本授業科目と関連する科目名 等 前期課程:総合科目「薬学研究の最前線I, II」、生命科学I, II 後期課程:分子生物学、細胞生物学、機能生物学、薬学実習IV ○薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連等 [C6生命現象の基礎](1) 生命の最小単位としての細胞、(2) 生命情報を担う遺伝子、(4) 生命活動を担うタンパク質、(6) 細胞内情報伝達及び細胞間コミュニケ-ション [D2環境](10) 免疫・炎症・アレルギ-系の疾患と治療薬、(15) 感染症と治療薬、(18) 遺伝子治療、移植医療、遺伝子組換え医薬品 ○東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 基礎的知識のみならず、最先端の知見についても随時紹介する。 〇 オフィスアワー 設定しない。事前にメール等で連絡すること。