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最終更新日:2025年4月21日

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薬事法・特許法

薬事法・特許法 Pharmaceutical Affairs Law and Patent Law
【薬事法】医薬品医療機器等法及び関連する薬事規制法規(薬剤師法等)の基本的な内容について解説する。医薬品等の品質、有効性及び安全性の確保を図るための薬事関連法規に基づく制度を説明する。
これらの講義から、社会において薬剤師が果たすべき責任、義務等を正しく理解できるようになるために、薬学を取り巻く法律、制度、経済および薬局業務に関する基本的知識を修得し、それらを活用するための基本的技能と態度を身につける。
本講義の内容は薬剤師国家試験の出題範囲の一部に該当する。

【特許法】特許法を中心に、知的財産法の基本的な内容を解説するとともに、医薬品産業特有の特許制度の課題および解決策について検討する。
これらの講義から、創薬における発明および特許権の取り扱いについて基本的知識を修得し、医薬品産業と特許制度の関わりについて考察する。医薬品産業においては、製品化の成否に特許戦略が強く影響することを理解し、創薬プロセスにおける適切な判断力を身につける。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
1012129
FPH-PH2503L1
薬事法・特許法
小野 俊介
S1
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
薬学部
授業計画
【薬事法】 1. 日本の医薬品関連規制の概要  1-1. 薬事・医療制度・規制の現状(含医療保険制度)  1-2. 日本と世界の医薬品市場の現状 2. 医薬品医療機器等法における医薬品等の規制  2-1. 新医薬品等の製造販売業の許可 等  3-1. 医薬品販売業の許可 等 3. 薬剤師法、管理薬等の規制  3-1. 薬剤師法、麻薬等に係る規制 等 4. 医薬品の開発、承認審査に関する規制  4-1. 医薬品の承認審査に関する規制  4-2. 医薬品の開発に関する規制 【特許法】 1. 特許制度の概要(1) 1-1. 知的財産権とは 1-2. 特許制度の基本的な考え方 2. 特許制度の概要(2) 2-1. 特許出願手続 2-2. 特許訴訟(事例) 3. 医薬品産業における特許制度の現状と課題(1) 3-1. 創薬プロセスにおける特許戦略 3-2. 国際社会における特許制度の現状と課題
授業の方法
講義
成績評価方法
試験(40%)、課題(40%)、授業への貢献(20%)
教科書
【薬事法】 プリント教材を配布 【特許法】 プリント教材を配布 医薬系のための基礎特許講義(桝田祥子著. じほう)
参考書
薬事関係法規・制度 解説 (薬事日報社)
履修上の注意
本授業科目の一部(特に薬事法部分)は医薬品等の規制に係る内容を扱う。薬剤師国家試験の試験範囲と重なるものであることに留意すること。
その他
○本授業科目と関連する科目名等 後期課程: 医薬品評価科学 ○薬学教育モデル・コアカリキュラムとの関連等 B(2) 薬剤師と医薬品等に係る法規範、B(3) 社会保障制度と医療経済、E2(9) 要指導医薬品・一般用医薬品とセルフメディケーション ○東大独自の薬学専門教育に相当する内容(コア・カリキュラム以外の特記事項) 医薬品行政及び産業界の現状を踏まえた具体的・実践的な講義を実施する。 ○オフィスアワー 設定しない。事前にメール等で連絡すること。
実務経験と授業科目の関連性
関係省庁・企業に勤務経験経験を有する教員が、実務経験を活かし薬事法・特許法を講義する