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最終更新日:2025年4月21日

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教授・学習心理学概論(教育・学校心理学)

教授・学習心理学概論(Psychology of Learning and Instruction)
教授・学習にかかわる認知プロセス,小学校~高校の授業における教授・学習のプロセス,それに関連する子どもの発達のプロセス,それらの学習や発達を促進する学習内容・学習方法などについて一人一人の学習者の視点から心理学的に明らかにする。それらの心理学的知見をもとに,子どもの学力の形成やウェルビーイングの向上に有効な各教科の学習内容や学習方法の構成についても検討する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09256101
FED-EP3401L1
教授・学習心理学概論(教育・学校心理学)
藤村 宣之
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
第1回:世界における教育の動向と教授・学習心理学,発達心理学の意義 第2回:教授・学習心理学の展開:行動主義、認知主義、状況主義 第3回:認知発達心理学の展開:構成主義、社会的構成主義 第4回:教授・学習の心理学的対象:概念的理解と手続き的知識 第5回:教授・学習の心理学的過程:概念変化と思考の漸進的構成 第6回:教授・学習のベースとなる発達過程Ⅰ:数学的思考の発達 第7回:教授・学習のベースとなる発達過程Ⅱ:科学的思考の発達 第8回:教授・学習に関わる認知過程Ⅰ:探究を通じた概念的理解の深まり 第9回:教授・学習に関わる認知過程Ⅱ:協同解決を通じた思考の再構造化 第10回:教授・学習を通じた変化Ⅰ:協同的探究学習のプロセスと効果 第11回:教授・学習を通じた変化Ⅱ:協同的探究学習の長期的効果 第12回:教授・学習と発達の関連性:理解の深まりとウェルビーイングの向上 第13回:教授・学習の国際比較:心理学研究を生かした教育の課題の解決
授業の方法
学校の授業における教授・学習のプロセスや,それに関連する発達や認知のプロセスについて,教科書に記載されている具体的な研究事例をもとに深く理解し,さらに,それにもとづく学習方法や学習内容の構成について,教科書に記載されている心理学研究を中心に考察を深める。
成績評価方法
最終レポート(期末レポート),授業時の小レポート,授業への参加状況を総合して行う。
教科書
『「わかる」はどう深まるかー子どもの思考の発達と協同的探究学習』(藤村宣之著,ちとせプレス,2025年)
参考書
『新しい時代の教育方法(第3版)』(田中耕治・鶴田清司・橋本美保・藤村宣之著,有斐閣,2024年) 『国際的に見る教育のイノベーション―日本の学校の未来を俯瞰する―』(恒吉僚子・藤村宣之著,勁草書房,2023年) 『発達心理学ー周りの世界と関わりながら人はいかに育つかー(第2版)』(藤村宣之編著,ミネルヴァ書房,2019年) 『数学的・科学的リテラシーの心理学ー子どもの学力はどう高まるかー』(藤村宣之著,有斐閣,2012年)
履修上の注意
教科書の該当章を事前に通読しておくこと(予習),および各章で紹介された文献を検討すること(復習)が授業内容についての理解を深めるうえで望ましい。