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最終更新日:2025年4月21日

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比較教育行政論

本授業では、アメリカの教育制度・政策の変遷や現代的動向について学び、日本との比較も取り入れながら、その特徴や課題について考察することにより、教育行政のあり方について多面的に理解できるようになることを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09252406
FED-SS3304L1
比較教育行政論
古田 雄一
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1.イントロダクション 2.アメリカの教育制度の概要(1) 3.アメリカの教育制度の概要(2) 4.学力保障をめぐる教育改革の変遷(1)1960年代~ インプット重視の平等保障政策 5.学力保障をめぐる教育改革の変遷(2)1990年代~ アウトカム重視の教育改革 6.学力保障をめぐる教育改革の変遷(3)2010年代~ 改革の見直しと現代的動向 7.教育の質保証と評価(1)学校評価 8.教育の質保証と評価(2)教員評価 9.学校/教育における選択(1)学校選択 10.学校/教育における選択(2)学校以外の選択肢 11.学校の意思決定への保護者・住民・生徒の参加 12.公教育と政治 13.まとめと振り返り
授業の方法
主に講義形式で行うが、人数に応じて受講者間でのディスカッションなども取り入れる。 また、毎回の授業で振り返りの小課題(リアクション・ペーパー)を課す予定である。
成績評価方法
・レポート課題(約50%) ・平常点(約50%)・・・授業で課す小課題、授業への参加・貢献度等を総合的に評価する。
教科書
特に指定しない。資料を配布する。
参考書
・北野秋男・吉良直・大桃敏行編『アメリカ教育改革の最前線―頂点への競争』学術出版会、2012年。 ・リチャード・エルモア『現代アメリカの学校改革―教育政策・教育実践・学力』同時代社、2006年。 ・ケネス・ハウ『教育の平等と正義』東信堂、2004年。 ・西野倫世『現代アメリカにみる「教師の効果」測定―学力テスト活用による伸長度評価の生成と功罪』学文社、2024年。 ・古田雄一『現代アメリカ貧困地域の市民性教育改革―教室・学校・地域の連関の創造』東信堂、2021年。 ・山下晃一『学校評議会制度における政策決定―現代アメリカ教育改革・シカゴの試み』多賀出版、2002年。 ・大桃敏行・背戸博史編『日本型公教育の再検討―自由、保障、責任から考える』岩波書店、2020年。 ・村上祐介・橋野晶寛『教育政策・行政の考え方』有斐閣、2020年。 ・アメリカ教育学会編『現代アメリカ教育ハンドブック 第2版』東信堂、2021年。 ・Levinson, M. & Fay, J. eds., Democratic Discord in Schools: Cases and Commentaries in Educational Ethics, Harvard Education Press, 2019.
履修上の注意
・諸外国の教育に関心があることが望ましい。 ・予習・復習等:授業内容について振り返り、日米の教育行政について考察を深めるとともに、関心や疑問をもった事柄について自分でも調べてみる。