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最終更新日:2025年4月21日

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道徳と教育

道徳教育の教育哲学
本講義では、基本的には日本の小中学校で「特別の教科 道徳」としておこなわれている道徳教育の実情(学習指導要領から教科書・授業実践例まで)をフィールドとして設定しながら、そこにいかなる教育哲学的な諸問題がひそんでいるのかを明らかにすること目標とする。「道徳を教育することはできるのか」「そもそも道徳とはなにか」ということ自体すでに難問であり、本講義ではもちろんこれらの問いの検討を試みる。だが他方で、日本の学校現場で使用されている道徳の教材や実践例、あるいはそれらを下支えする学習指導要領のほうから立ち上がる教育哲学上の問いというのもある。本講義ではむしろそうした問いをめぐる考察にも同程度のウェイトを置くことで、教育の理論と実践を往還する視点を受講者とともに探究することをめざしたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09251401
FED-BT3103L1
道徳と教育
平石 晃樹
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
以下の計画は暫定的なものであり受講者の関心等におうじて修正することがある。 1.イントロダクション:道徳教育の現在地 2.道徳を教えることはできるのか 3.道徳の授業を受けもつからには完璧に道徳的でなければならないのか 4.道徳はほんとうにひとそれぞれなのか 5.道徳教育は価値観の押しつけから逃れられるのか 6.道徳教育とは「こころを育む」ことなのか 7.道徳性が成長するとはいかなることなのか 8.日本的道徳教育はなぜ自己犠牲が好きなのか 9.道徳教育のゴールはどこにあるのか 10.道徳教育と哲学教育はいかに関連するか 11.道徳教育と公民科教育はいかに関連するか 12.海外ではどのような道徳教育がなされているのか 13.講義の総括:これからの道徳教育を想像する
授業の方法
担当者による講義形式をベースとしながら、受講者数や受講者の関心等を勘案して文献読解やディスカッションを取り入れる予定である。
成績評価方法
平常点(20%)と期末レポート(80%)による。
教科書
指定しない。
参考書
開講時に詳細な関連文献リストを配布する予定。
履修上の注意
特になし。