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最終更新日:2025年4月21日

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教育倫理学演習

リオタール『ポスト・モダンの条件――知・社会・言語ゲーム』を読む
本年度はジャン=フランソワ・リオタールの『ポスト・モダンの条件――知・社会・言語ゲーム』を精読する。ポストモダンブームの先駆とおもわれがちな本書は、実は現代社会における「知の条件」の探究という教育学にとっても無縁ではありえない主題をあつかっている。このことは、残念ながら今日の教育学業界で顧みられることはほとんどない。しかし、本書をひもとけば、知の理論のみならず、研究、教育、高等教育制度などについて、哲学者一流の議論が展開されているのを読者は目撃することになるだろう。現在でもなおそのアクチャリティを失っていないはずのリオタールの問題提起をまずは可能な限り正確に理解し、そこから各人が問いを練り上げなおすにいたることが本演習の目標となる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09251306
FED-BT3102S1
教育倫理学演習
平石 晃樹
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語、英語、フランス語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
初回は担当教員がイントロダクションを行う。以後の回は指定文献の輪読にあてる。
授業の方法
少人数の演習形式の授業を想定している。 日本語で講読を進めるが、フランス語原文と英訳も適宜参照する。
成績評価方法
平常点と演習での発表により総合的に評価する。最後にレポートを課すことがある。
教科書
講読文献の検討範囲のコピーを配布する。 ジャン=フランソワ・リオタール『ポスト・モダンの条件――知・社会・言語ゲーム』小林康夫訳、水声社、1989年。
参考書
Jean-François Lyotard, La Condition postmoderne. Rapport sur le savoir, Minuit, 1979. そのほかの参考文献については授業中に適宜指示する。
履修上の注意
毎回の進度は遅いはずなので、指定範囲の予習は必ず行うこと。