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最終更新日:2024年4月22日

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障害の意味を考える

障害の意味を考える
現代の社会で「障害」と呼ばれる状態・現象について考える。指導教員は、「盲ろう者」(視覚と聴覚に障害を併せ持つ障害者)であり、教員自身の体験に立脚しつつ、受講者の体験や想像力との相互作用により、「思想的化学反応」を生み出すことを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09249908
FED-IE3602L1
障害の意味を考える
福島 智
W
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1.イントロダクション。 2.障害、障害者をめぐる言説の概要。 3.障害学(ディスアビリティ・スタディーズ)の国内外の研究・実践動向。 4.「障害」を体験する(盲ろうシミュレーション体験の実施)。 5.「体験」を振り返る。 6.「体験」からなにを見いだし、なにを考えるか。→「点字」、および「指点字」の基礎的実技に挑戦する。 7.障害の多様性:当事者の生の声を聞くⅠ(視覚障害) 8.障害の多様性:当事者の生の声を聞くⅡ(重度身体障害) 9.障害の多様性:当事者の生の声を聞くⅢ(その他の障害者) 10. 社会に蔓延する障害差別→「相模原障害者殺傷事件」を考える。 11.なにが差別をもたらすのか→能力差別の本質。 12.障害と苦悩。  13.障害の有無を超えた、苦悩と生の関係。 14.まとめ。
授業の方法
本講義は4日間の集中講義形態をとる。少人数(10~20人程度の受講者を想定)の受講者と指導教員とのディスカッション、受講者同士のディスカッションの他、「障害(盲ろう)のシミュレーション体験」や点字等の基礎的実技にもチャレンジしてもらう予定であり、こうした参加型の授業に積極的に取り組んでもらえる受講者を期待している。
成績評価方法
平常点
教科書
なし。
参考書
以下、いずれも必須ではない。可能なら事前に入手、通読すると望ましいもの。 『盲ろう者として生きて』福島智、明石書店(2011) 『ぼくの命は言葉とともにある』福島智、致知出版社(2015) 『夜と霧』ヴィクトール・フランクル、みすず書房(2002)  
履修上の注意
積極的な受講者を期待している。
その他
開講教室:駒場Ⅱキャンパス 先端科学技術研究センター 3号館207号室 集中講義日程を確認する際は、 以下、教育学部学生支援チームHPを参照のこと。 https://www.p.u-tokyo.ac.jp/*****