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最終更新日:2024年10月18日

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総合的な学習の時間の指導法

総合的な学習の時間の指導法/ Pedagogical Studies on the Period for Integrated Studies
中等教育段階における「総合的な学習の時間」「総合的な探究の時間」について実践的課題を学び、
実際の授業を構想する作業を通して、創造的な学習の場をつくる力量を形成する。
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現在の学校教育では、教科学習においても「探究的な学び」が求められている。
かつては一定の知識や解法を身につけることが、諸課題にアプローチする際の基礎と考えられてきた。
しかしスマホひとつ取り出せば膨大なデータにいとも容易くアクセスできるいま、
それを頭の中に詰め込む努力は虚しいものと言わざるを得ない。

中高の教室で行われる授業も、黒板を背にした教員が整理した知識を
いかに合理的に生徒に受け渡し、ドリルや演習で歩留まりを上げていくか
そんなスタイルが通用しないものとなりつつある。

では一体何が求められているのか。
そのヒントの一つが教科の枠を超えた「総合的な学習(探究)」にある。

いま社会に満ちている諸課題の中から、何を自分ごととして選び取るのか。
その分野でこれまで何が明らかにされており、何がホットなトピックなのか。
自分の身の丈に合ったアプローチにはどんなものがあるのか。

あふれる情報の海から、信頼にたるものを手繰り寄せ
先人の到達に学びながらも自分の頭で思考・分析し
客観と主観を行き来させながらまとめ上げ
それをわかりやすい形で、届けたい相手に向けて発信していく。

そうした一連の「探究的な学び」は、はたして
数十名の生徒が一斉に時間に縛られながら学習する
学校教育で本当に成り立つのだろうか?

履修学生自身の経験と先進的事例に学びながら、その問いに迫りたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09249126
FED-IE1601L1
総合的な学習の時間の指導法
淺川 俊彦
A1
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
授業計画 第1回 総合的な学習とは何か(受講者の経験を対象化する) 第2回 「探究」にカリキュラムは成立するのか 第3回 総合的な学習の具体例(魅力的な事例にまなぶ) 第4回 総合的な学習をデザインする(グループワーク) 第5回 総合的な学習の指導案をつくる 第6回 授業案作成とその検討 ① 第7回 授業案発表
授業の方法
総合的な学習の時間について、先進的事例のいくつかと受講者自身の経験を踏まえ、 その特徴を吟味し、問題点および改善点を考える。 個人または小グループで実際の授業を構想し、 その相互評価を元に練り上げて学習指導案に結実させる。
成績評価方法
毎回のリフレクションペーパー(15点×7回)、学習指導案(95点)の200点満点で評価。
教科書
なし
参考書
授業中に必要に応じて資料を配布する。
履修上の注意
この授業自体を探究的・協働的な学びの場として構成していきたいので、主体的に動く姿勢や互いから学びあう姿勢が強く求められる。
実務経験と授業科目の関連性
元自由の森学園教諭、元教育学部附属中等教育学校教諭・副校長 として、探究的な学びのデザイン・授業実践に携わってきた。