学部後期課程
HOME 学部後期課程 学校はデータでどう描けるか
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

学校はデータでどう描けるか

学校はデータでどう描けるか
このクラスでは、定量的なデータを用いて学校をどのように分析するか、その理論と方法の基礎を学びます。講義で取り上げる具体的な事例は、教育社会学のトピックです。この講義を通じて、学校や教育問題を定量的に明らかにする際に、どのようなデータを用いれば良いのか、またどのような研究デザインや解析方法を用いれば良いのかを学びます。また、データ分析の近年のトレンドについても紹介し、受講後に各自がより発展的に学ぶ際のヒントも提示していきます。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09248002
FED-SS2204L1
学校はデータでどう描けるか
山下 絢
A1 A2
水曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1. 概要 2. リサーチデザイン:学校をデータでどう描くのか? 3. 統計資料の整理:どこに、どのような調査データがあるのか? 4. アンケート調査の構成と特徴 5. 変数の種類:どのようにデータで示すのか? 6. 1つの変数の特徴の記述:代表値、散布度、標準化 7. 2つの変数の関係の記述(1):散布図、共分散、相関係数 8. 2つの変数の関係の記述(2):クロス表集計、オッズ、オッズ比 9. 因果関係と相関関係 10. データ分析の落とし穴:偶然(Chance)、偏り(Bias)交絡(Confounder) 11. 調整変数と媒介変数 12. 学校に関するデータ分析をめぐる最近のトピック 13. 総括
授業の方法
・担当者による解説 ・統計ソフトウェアRを用いた演習
成績評価方法
授業への参加度(80%)及び最終レポート(20%)
教科書
指定しない
参考書
・Bohnstedt, George.and Knoke, David.1998. Statistics for Social Data Analysis, F E Peacock ; 2nd (=1998,海野道郎・中村隆監訳『社会統計学-社会調査のためのデータ分析入門-』ハーベスト社). ・本田由紀.2021.『「日本」ってどんな国? : 国際比較データで社会が見えてくる』筑摩書房 ・King, G., Keohane, R. O., & Verba, S. 2021. Designing social inquiry: Scientific inference in qualitative research. Princeton university press.(真渕勝[監訳].2005.『社会科学のリサーチ・デザイン』勁草書房) ・中村高康・松岡亮二・編.2021.『現場で使える教育社会学:教職のための「教育格差」入門』ミネルヴァ書房 ・Schleicher, A. (2018), World Class: How to Build a 21st-Century School System, Strong Performers and Successful Reformers in Education, OECD Publishing.(=2019.ベネッセコーポレーション企画・制作『教育のワールドクラス:21世紀の学校システムをつくる』明石書店)
履修上の注意
・このクラスでは、統計ソフトウェアRを用いた演習を行いますので、各自でPCを持参してください(Bring Your Own Device:BYOD)。 ・LMS(学習管理システム)を通じて、資料をシェアしますので、予習の際に、活用してください。 ・理解度の確認として、講義時間内に、簡単なミニレポートを提出してもらいます。
その他
本講義は社会調査士資格認定科目(C:基本的な資料とデータの分析に関する科目)に該当します。