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最終更新日:2024年4月22日

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教育認知科学実践演習Ⅱ

教育認知科学実践演習Ⅱ
心理学を生かした実践的研究活動である,「認知カウンセリング」や,その応用について学ぶ授業である。認知カウンセリングとは,一言でいえば人間の知的な問題(例,「〜が覚えられない」「時間をかけていても,問題が解けるようにならない」「やる気がでない」)を抱えたクライエントに対して,心理学を生かしながら自立支援を行う活動である。自己調整学習などの知見も活用しながら学習者の自立を促している。

こうした活動を通じて,心理学の有用性を知るとともに,心理学の限界にも気づくことになり,新たな研究の立ち上げにもつながることが期待できる。こうした認知カウンセリングは,貧困家庭の子どもの支援や文京区教育センターと連携した事業などで活用されている。

本授業では,実際に文京区教育センターや貧困家庭支援の施設と連携し,実際に相談にくる小中学生に対して認知カウンセリングを行う。参加者は,基本的にはは事前にSセメスターで「認知カウンセリングの技法と応用」を受講することが望ましいが、受講していない学生についても授業を取れるように配慮する。

おお,診断初期,中期にその様子を報告し,参加者同士で議論する機会を設ける。最終的には,文京区教育センターや貧困家庭支援施設での最終発表を行い,その指導をめぐって議論する場を設ける。

実践の性質上,15~20名程度を上限とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09245308
FED-DS3403S1
教育認知科学実践演習Ⅱ
植阪 友理
A1 A2
月曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
Sセメスターで学んだことを活かして、文京区教育センターもしくは生活保護受給者家庭の施設において、実習を行う。8~10回にわたる指導を行ってもらい、そこでの様子をそれぞれが持ち寄って議論する。これらの実習の時間については授業以外の時間帯に行われるため、それについて問題がない学生のみの受講を受け付ける。 終了後にロングレポートを作成してもらい,実践した施設において,発表を行う。 実習の進行状況や,実践を行う施設との調整の結果,当該の授業時間以外にも発表等が行われる場合がある。これについては受講者と相談しながら進める。 なお,相談開始までの期間はこれまでに提出されているケースレポートなどを読んで議論し,研修する時間に当てる。認知カウンセリングの発想を生かした一斉授業の検討になる場合もある。
授業の方法
対面を基本とする。
成績評価方法
授業に関連する活動およびレポートによって総合的に判断する。授業に関連する活動としては,授業中の議論への参加および授業後に提出を求める「振り返りシート」,「最終レポート」への記入状況などを総合して判断する。
教科書
適宜指示する。
参考書
認知カウンセリングに関連する資料を以下にアップする:https://www.dropbox.com/*****
履修上の注意
本講座を受講するためには、Sセメスターにおいて「認知カウンセリングの技法と応用」を受講していることが望ましい。ただし、受講していないくても参加できるように配慮する。
その他
授業に関する連絡は、Slackを通じて行う。このため、初回の授業で手続きを行うこと。