以下の内容をそれぞれ2回ずつの講義で実施する。(最後の高等教育は1回のみ)
1. 韓国教育の歴史と伝統では、韓国の教育熱の源泉としてしばしば言及される儒教教育や、科挙、その後の近代化以降と植民地支配、米軍政、軍事独裁政権、民主化の時代のそれぞれ教育について概観する。
2. 教育行財政制度では、大統領制度を中心として教育政策決定の関与者、地方教育制度、それらに関わる保護者たちなどのステークホルダーについて扱う。
3. 修学前から高校までの教育では、学校の仕組みやカリキュラム、90年代以降増加する多様な高校について検討する。
4. 学校生活・文化の所では、高校生の生活やそれを取り巻く学校暴力や生徒たちの人権に関わっての動きを扱う。具体的には学校暴力予防法や、神保教育館らが制定した生徒人権条例等を扱う。
5. 教師では、教職の世界的な状況や働き方改革などまた、キャリアアップ等について検討する。
6. 学びの機会の保障では、①特別なニーズへの対応や、②学校の多文化、③オルタナティブスクールなどが検討される
7. 最後の高等教育では 変化しつつある大学入試や私教育等について扱う。