学部後期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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大学論

「大学生と大学での学び」 学部教育と受講生各自のこれまでの経験に立脚しつつ、大学教育に理論的・実証的にアプローチする。 多様な学生に受講してもらいたい。受講生の専攻や基礎知識は問わない。他学部生の聴講を大歓迎する。 以下のような問いを、講師の講義や受講生との対話を通じて考えたい。 ・教養教育の意義とは何か ・学部における専門教育の意義とは何か ・学生のキャンパスライフの意味とは何か ・大学は学生をどう支援することができるか ・大学教育は歴史的にどのように変遷してきたか ・他国において大学教育はどのように行われているか ・コロナ禍が大学教育に投げ掛けるものは何か
 本授業では大学の教育に焦点を当てる。大学を含めた高等教育段階の教育研究は、伝統的な教育学において主要な研究対象ではなかったが、ここ30年ほどで大きく研究が進展した分野である。本授業の担当教員は、普段、大学院の「大学経営・政策コース」の教育を担当しているが、その知見を学部教育に反映させ、学部生向けに編成した授業を行う。
 本授業の主要な目標は、受講生各自の大学生活の経験に立脚しながら、各自が自分の視点から、大学での学習や大学生活の意義を捉えることができるようになることである。各自の学習や学生生活を考える材料として、それらを支える教育とカリキュラム、学生支援、歴史的・比較的視点を取り上げる。
 もうひとつ、この授業で重視するのは、大学院生・大学職員と学部生との対話である。相互にとって学びの機会になると思う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09242304
FED-SS3203S1
大学論
阿曽沼 明裕
S2
木曜3限、木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1.大学教育を巡る論点 2.データから見る大学と大学教育 3.大学教育のカリキュラム 3. 国際比較の視野から見た大学教育 4.歴史的視野から見た大学教育 5. 学生生活と大学生の経験 6.学部・専攻の決定過程 7.学生の経済支援:授業料と奨学金 8.コロナ禍の大学と大学教育 9.大学院生・職員の目から見た学部教育 ★受講生の関心等を見つつ、修正する可能性もある。
授業の方法
講義、学生間のグループディスカッション、大学院生、受講生の発表と意見交換を中心に行う。
成績評価方法
授業への参加と貢献、期末レポートによる。
教科書
授業時に配布する。
参考書
大学経営・政策コース編『大学経営・政策入門』東信堂、2018年。 小方直幸編『大学マネジメント論』放送大学、2020年。 橋本鉱市・阿曽沼明裕編『よくわかる高等教育論』ミネルヴァ書房、2021年。 他、授業時に提示する。
履修上の注意
できるだけ学生参加型の授業編成とするので、授業に積極的に参加すること。また、要望があれば担当教員に伝えること。 受講を決めたらGoogle Classroomへの登録を済ませること(開講前に登録しても可)。 授業はすべてハイフレックス方式(受講生は対面でもオンラインでも受講可)で実施する予定である。