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最終更新日:2024年10月1日

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価値と教育Ⅴ

2023年度の「価値と教育 IV」に引き続き、「アリストテレスと現代の人格教育」をテーマに、以下の英語文献と日本語文献(教科書)を講読することで、英語文献と日本語文献を精確に読み、理解する能力を向上させるとともに、現代社会における人格教育に関する問題について、(他の人々とコミュニケーションをとりながら)批判的に考える力を身につけることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09241303
FED-BT2102S1
価値と教育Ⅴ
片山 勝茂
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
オリエンテーションと日本語文献の講読が対面授業、英語文献の講読がオンライン授業の予定です。初回は対面で実施します。2回目以降、変更が生じた際には、メーリングリストでお知らせします。 1.オリエンテーション 2.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 2.3.1 How might a literature-based intervention designed to develop character and virtue be embedded and susstained in a school curriculum? 精読 3.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 2.3.2 How might the partnership between teachers and parents on matters of character education be developed? 精読 4.クリスチャンソン「第5章 アリストテレス的人格教育は劣悪な生い立ちの影響を取り除くことができるか?」講読 5.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 2.3.3 Can the impact of character education interventions feasibly be measure? 精読 6.クリスチャンソン「第6章 方法に向けて:対話とアリストテレス的人格教育」講読 7.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 3.1 Rationale 精読 8.クリスチャンソン「第7章 教育者を教育する―教師とアリストテレス的人格教育」講読 9.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 3.2 Research Design and instruments 精読 10.クリスチャンソン「第8章 結語」講読 11.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 3.3 Data analysis 精読 12.カー「コールバーグ以後ー徳倫理学が道徳教育と道徳的発達の理論へ与えるインプリケーション」講読 13.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 3.4 Limitations 精読 14.Knightly Virtues Enhancing Virtue Literacy Through Stories: 3.5 Ethical considerations 精読 15.まとめ
授業の方法
文献講読を基本とする。英語文献については、訳読による精読と内容についてのディスカッションを行う。日本語文献については、報告者が概要と(疑問点や討論の論点を提示する)コメントを発表し、討論を行う。 対面とオンラインを隔週で組み合わせる予定。 授業で使用する教材やレジュメはICT-LMSやメールを通じて電子的に配布します。
成績評価方法
試験は行わない。毎回の授業で提出するコメントシートと期末レポート、ゼミでの報告および討論を合わせて総合的に評価する。期末レポートは「アリストテレスと現代の人格教育」をテーマに2,000字程度で論じたものとする予定である。
教科書
Jubilee Centre for Character and Virtues (2014) Knightly Virtues: Enhancing Virtue Literacy Through Stories Research Report (Birmingham: Jubilee Centre for Character and Virtues). クリスチャン・クリスチャンソン(2018)『子どもを開花させるモラル教育―21世紀のアリストテレス的人格教育』中山理監訳(麗澤大学出版会)。 デイヴィッド・カー(2023)「コールバーグ以後ー徳倫理学が道徳教育と道徳的発達の理論へ与えるインプリケーション」片山勝茂監訳、中西亮太・古舘充斗訳、『研究室紀要』東京大学大学院教育学研究科基礎教育学研究室、第49号。
参考書
Jubilee Centre for Character and Virtues (2017) A Framework for Character Education in Schools (Birmingham: Jubilee Centre for Character and Virtues). アリストテレス(2002)『ニコマコス倫理学』 朴一功訳(京都大学学術出版会)。 片山勝茂(2017)「イギリスの道徳教育改革からみる日本の道徳『教科化』」明治図書「教育ZINE」https://www.meijitosho.co.jp/***** 酒井喜八郎(2019)「イギリス・ジュリビーセンターにおけるキャラクター教育の特質―わが国の社会科と道徳科の関連に示唆するもの」『南九州大学人間発達研究』第9巻。 西野真由美(2021)「徳倫理学」日本道徳教育学会全集編集委員会『新道徳教育全集 第2巻 諸外国の道徳教育の動向と展望』学文社。 その他、授業中に紹介する。
履修上の注意
2023年度の「価値と教育 IV」を受講していない人も、受講を歓迎する。また、正当な理由があって欠席する人は配慮する。