学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
日本教育史概説
日本における教育と子どもの歴史
明治期における近代教育制度の発足と整備の過程で、学校は徐々に日本社会に定着していき、日本の教育と子どものあり様を大きく変容させていった。もっとも、学校の受容の仕方は地域差や性差を伴った複雑なもので、学校に代表される近代的な教育からは離れた領域も根強く存在していた。また戦後においては、教育は人権を軸としてつくられ、学校が人々にとって大きな影響力をもつようになる。教育や子どものあり様は、その時々の政策・社会によって規定されてもいた一方で、学校を経由しない教育への私的な関心も無視することができなくなっていく。
本講義では、従来の教育史が重視してきた学校や教育制度だけでなく、学校に非ざる領域と学校の領域を架橋する子どもの「生き方」への視点をふまえて、歴史的な観点から日本の教育と子どもを振り返る。
MIMA Search