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最終更新日:2025年4月21日

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教育哲学概説(教育思想論)

教育哲学概説(教育思想論)
 本授業では、教育哲学の基礎およびそれをもとにした議論の方法を学びます。教育哲学とは、教育について根本的に考察する学問です。ところで、教育を「根本的」に考察するとは、いったいどのようなことを言うのでしょうか。本授業では、教育について考えるためのおよそ10のテーマを設定し、そのテーマに関わる主要概念や問題構成を概説します。
 本授業の目標は、(1) 教育哲学とは何かということの概略を示すことができる、(2)教育哲学の基礎知識を習得する、(3)そのような基礎知識をもとにして教育に関する基本的な議論を行うことができる、以上の3点にあります。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09241101
FED-BT3101L1
教育哲学概説(教育思想論)
山名 淳
A1 A2
木曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
1  本授業のキーワードと概要 2  教育としてのアーキテクチャ(1)--都市空間と人間形成の思想 3  教育としてのアーキテクチャ(2)--<田園>の創造と人間形成 4  アーキテクチャとたわむれる子どもたち(1)--<タムロ>問題から考える 5  アーキテクチャとたわむれる子どもたち(2)--電子空間の拡張と人間形成 6  アーキテクチャと学校教育(1)--学校空間の基本構造とその歴史 7  アーキテクチャと学校教育(2)--開放型学校空間のバリエーション 8  アーキテクチャと学校教育(3)--今日の学校における空間・身体・教育 9  アーキテクチャとしての教育(1)--授業における構造的なるもの 10 アーキテクチャとしての教育(2)--構造をくずす(「命の教育」) 11 アーキテクチャとしての教育(3)--構造と暴力(教育的関係論) 12 アーキテクチャとしての教育(4)--構造と暴力(いじめ) 13 アーキテクチャと人間形成--想起文化論における空間問題と教育 14 アーキテクチャ消失と人間形成--「野生の少年」を再考する 15 本授業のまとめ
授業の方法
教育に関する多様な事例をとりあげて、人間と文化との力動的な関係性とそこに介入する試みとしての教育の問題について考える。各授業時間における導入部分では、授業担当者がその回のテーマおよび問題視角を提示する(30分)。具体的な事例が紹介された後(30分)、再び授業担当者が解説を試みる(30分)。授業の内容について受講生はリアクションペーパーを作成する(15分)。次回の授業冒頭で受講生の感想が紹介され、そして次のテーマへの導入へと続く。
成績評価方法
平常点(毎時のリアクションペーパー、授業時の参加姿勢)と期末レポートの総合的評価(前者5割、後者5割)とする。
教科書
授業時にレジュメを配布します。
参考書
山名淳『都市とアーキテクチャの教育思想』勁草書房、2015年 その他、授業中に適宜提示する。
履修上の注意
専門的な知識をあらかじめ習得している必要ありません。ただし受講生の積極的な参加を求めます。