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最終更新日:2025年4月21日

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特別支援教育総論Ⅰ

特別支援教育総論Ⅰ
 本授業では、特別な教育的ニーズを示す子どもを多角的・包括的に理解する力量を高めるとともに、日本におけるインクルーシブ教育の実現に向けた、通常の小・中学校や高等学校における具体的方策について検討する。到達目標は以下のとおりである。

1. 特別支援教育の制度と構造、およびインクルーシブ教育との関係性について説明できる。
2. 特別な教育的ニーズを示す子どもを理解するにあたっての基本的な知識・観点・態度を身につけるとともに、支援・配慮の原理と方法について理解する。
3. インクルーシブな学級・学校・地域づくりの具体的方策について考察し、言語化することできる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09239121
FED-IE2601L1
特別支援教育総論Ⅰ
堤 英俊
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
次のようなテーマを検討する。 1. 特別支援教育の制度と構造、特別支援教育とインクルーシブ教育 2. 特別な教育的ニーズを示す子どもの理解と合理的配慮 3. 障害の個人モデルと社会モデル 4. 発達障害の理解(ASD・ADHD・LD)、神経回路の多様性 5. さまざまな障害の理解(知的障害・肢体不自由・病弱・視覚障害・聴覚障害等) 6. 人種、国籍、性、母国語、貧困等の理解 7. インクルーシブな学校づくり:オルタナティブな学校の取り組みに学ぶ 8. 通常学級におけるインクルーシブな学級づくり:学びとケアの共同体 9. 通常学級におけるインクルーシブな授業づくり①:授業のユニバーサルデザイン、ICT等の支援技術の活用 10.通常学級におけるインクルーシブな授業づくり②:ペア学習・協同学習 11.特別支援教育コーディネーター・特別支援教育支援員等の役割と連携 12.個別の指導計画・個別の教育支援計画の作成と活用、通級による指導、自立活動 13.交流及び共同学習、障害理解教育、多文化教育 14.インクルーシブな地域づくり:学校という制度的枠組みをこえて 15.これからの特別支援教育/インクルーシブ教育の課題
授業の方法
講義を中心に、適宜、動画視聴やグループ・ディスカッションを行う。
成績評価方法
各回のリアクションペーパー(40%)、課題レポート(60%)にもとづき、総合的に評価する。
教科書
教科書は使用しない。毎回、資料を配布する。
参考書
堤英俊(2019)『知的障害教育の場とグレーゾーンの子どもたち-インクルーシブ社会への教育学- 』東京大学出版会. 木村泰子・小国喜弘 編(2019)『「みんなの学校」をつくるために-特別支援教育を問い直す-』小学館. 湯浅恭正・新井英靖・吉田茂孝 編(2019)『よくわかるインクルーシブ教育』ミネルヴァ書房. この他、授業の中で関係する文献を紹介する。
履修上の注意
主体的な参加を前提とする。
その他
【履修上の注意】 ※集中講義の授業日程および教室はHPを参照のこと 学生支援チームHP>時間割>学部(集中講義) http://www.p.u-tokyo.ac.jp/*****
実務経験と授業科目の関連性
教師としての勤務経験を有する教員が実務経験を活かして特別支援教育について講義する。