芸術創造性の実践演習

1. 講義：オリエンテーション（全体概要とフロッタージュなど身体を通じた表現の解説） 2. 演習：フロッタージュ演習 タクティルラインの演習 3. 論文レビュー１： 芸術創作に関する論文 4. 演習：フロッタージュ演習（描画材の応用）タクタイルラインの演習 5. 論文レビュー２：芸術創作に関する論文 6. 講義：芸術創作のプロセス（参考スライド） 　 演習：フロッタージュの展開（多様な支持体による効果，空間への展開） 7. 講義：芸術創作のプロセス (現代美術家の作品創作のモデル) 　 演習：ポートフォリオへのまとめ 8. 美術館見学（この時期開かれている展覧会に行き、実際の作品の鑑賞体験を得る） 9. 講義：最終作品に向けての解説 (参考スライド: 諸領域との関係性) 　 演習：グループディスカッション、作品企画　 10. 作品制作 (個別指導) 11. 作品制作 (個別指導) 12. 作品制作 (個別指導)プレゼンテーション計画 (個別指導) 13. 作品発表・講評 なお、授業計画は履修者数、教室状況などにより変更が生じることがある。

実際に身体を動かして作品を作るという演習形式で，アートの創造性について学ぶ。加えて，心理学論文のレビューとディスカッション、ワークを通じて理解を深める。受講生は毎回の実際の制作活動への参加が求められる。

最終発表ならびに通常授業の出席と授業への積極的な参加を重視して評価を付ける。

資料は逐次配布する。

「創造的認知」 ロナルド・A.フィンケ, トーマス・B.ウォード, 森北出版 「ART SINCE 1900: 図鑑　1900年以後の芸術」」ハル フォスター, ロザリンド・E. クラウス, イヴ‐アラン ボワ, ベンジャミン・H.D. ブークロー, デイヴィッド ジョーズリット, 東京書籍 「Arts-Based Methods i Education Research in Japan」Kayoko Komatsu, Kikuko Takagi, Hiroaki Ishiguro and Takeshi Okada（Eds）, Brill.

履修希望者は必ず初回のオリエンテーションに出席すること。実技の授業なので，必ず出席して，授業に参加することが望まれる。なお，実践授業の性質上，受講希望者が多い場合は，何らかの形で人数制限をする可能性がある。

4月10日の初回オリエンテーションは、ZOOM ミーティングで行います。それ以外は基本的に対面です。 ミーティングURLはITCーLMSで確認してください。 https://itc-lms.ecc.u-tokyo.ac.jp/***** 2回目以降対面の講義：教育学部棟地下１階の第1実験室(055,056室)で行います。

美術創作の実務経験を持つ学内教員と心理学の教員が，芸術の創造性の基本的なプロセスについて演習形式で教える。