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最終更新日:2025年4月21日
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子どもの歴史社会学
現代日本の子ども問題を考える社会学的視角
「子どもは社会の鍵」「もっと子どもを尊重せよ」「子どもでも厳罰を与えよ」「子どもと大人の境は何か」「子どもらしくない子どもが増えた」「多様な子どもを認めよ」…。このような矛盾含みの現代の子どもをめぐる議論の錯綜を読み解く視角を歴史に探る。
フィリップ・アリエス『〈子供〉の誕生』以降、子どもを保護し教育するという子ども観は近代的なものだという理解は定説となっているが、その大まかすぎるテーゼを現代に向けてどう応用できるのか。、また、家庭、学校教育、児童福祉等にまたがり、生物学的な身体とも結びついて直感的に運用されている「子ども」という社会的カテゴリーをどう捉えるのか。ヨーロッパの子ども史を参照しながら、子ども観の近代を概観したのち、明治期以降の近代日本の子どもと子ども観の歴史を紹介しつつ、その分析のための歴史社会学的視座とともに検討していく。
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