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最終更新日:2024年4月22日

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教育行政・学校経営演習Ⅱ

この授業では、(1)教育行政・学校経営研究における計量分析の方法論的基礎を習得したうえで、それを用いて、(2)基本的な計量分析の手法を用いた学術論文を理解できるようにすることをその目的とする。
教育行政・学校経営研究には様々なアプローチがありうるが、実証的な研究手法を用いて因果関係やそれが生じるプロセスを明らかにすることは有力な方法の一つである。その際、方法論的に適切な研究デザインに基づいた分析を行うことが重要である。
この授業ではこうした研究を行うための基本的な考え方と手法を学ぶ。並行して、フリーの統計ソフトRを用いて基本的な分析の演習を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
09212307
FED-SS3303S1
教育行政・学校経営演習Ⅱ
村上 祐介
S2
火曜3限、火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
教育学部
授業計画
※内容は初学者向けであるが、受講生の予備知識の水準に応じて、予定を変更する可能性もある。 1.この授業で何をどこまで学ぶのか(ガイダンス) 2.リサーチデザイン 3.Rの導入とデータ・ハンドリング 4.記述統計とデータの可視化・視覚化 5.重回帰分析(多変量解析) 6.統計的推定 7.統計的仮説検定 8.変数間の関連性 9.回帰分析の基礎と統計的推計 10.回帰分析の前提と妥当性の診断 11.回帰分析の応用 12.ロジスティック回帰分析 13.まとめと復習
授業の方法
指定された文献をあらかじめ読んでいることを前提として、講義と実習を組み合わせながら授業を進める。
成績評価方法
授業への参加度(課題提出などを含む)と、受講者個人で作成する期末レポートにより評価を行う。
教科書
浅野正彦・矢内勇生『Rによる計量政治学』オーム社
参考書
伊藤修一郎(2011)『政策リサーチ入門』東京大学出版会 川崎剛(2010)『社会科学系のための「優秀論文」作成術』勁草書房 森田果(2014)『実証分析入門』日本評論社 Imai, Kosuke (2017=2018) Quantitative Social Science: An Introduction, Princeton University Press (粕谷祐子・原田勝孝・久保浩樹訳『社会科学のためのデータ分析入門(上)(下)』岩波書店 その他の参考書は初回の授業時に指示する。
履修上の注意
文献をあらかじめ講読するとともに、PCを用いて実際に操作を行うことが求められる。